関数 $y = 2x^2 - 4ax + 2a^2$ の $0 \le x \le 1$ における最小値を求めよ。ただし、$a$ は定数である。

代数学二次関数最小値平方完成場合分け
2025/6/14

1. 問題の内容

関数 y=2x24ax+2a2y = 2x^2 - 4ax + 2a^20x10 \le x \le 1 における最小値を求めよ。ただし、aa は定数である。

2. 解き方の手順

与えられた2次関数を平方完成する。
y=2x24ax+2a2=2(x22ax)+2a2=2(x22ax+a2a2)+2a2=2(xa)22a2+2a2=2(xa)2y = 2x^2 - 4ax + 2a^2 = 2(x^2 - 2ax) + 2a^2 = 2(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) + 2a^2 = 2(x-a)^2 - 2a^2 + 2a^2 = 2(x-a)^2
よって、与えられた2次関数は y=2(xa)2y = 2(x-a)^2 となる。
これは下に凸な放物線であり、軸は x=ax=a である。
定義域 0x10 \le x \le 1 における最小値を求めるために、aa の値によって場合分けをする。
(i) a<0a < 0 のとき
区間 0x10 \le x \le 1yy は単調減少であるから、x=1x=1 で最小となる。
y=2(1a)2=2(12a+a2)=2a24a+2y = 2(1-a)^2 = 2(1-2a+a^2) = 2a^2 - 4a + 2
(ii) 0a10 \le a \le 1 のとき
x=ax=a で最小となる。
y=2(aa)2=0y = 2(a-a)^2 = 0
(iii) 1<a1 < a のとき
区間 0x10 \le x \le 1yy は単調増加であるから、x=0x=0 で最小となる。
y=2(0a)2=2a2y = 2(0-a)^2 = 2a^2

3. 最終的な答え

a<0a < 0 のとき、最小値は 2a24a+22a^2 - 4a + 2
0a10 \le a \le 1 のとき、最小値は 00
1<a1 < a のとき、最小値は 2a22a^2

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