1から4の数字が書かれたカードがそれぞれ2枚ずつ、合計8枚ある。 (1) この中から1枚ずつ続けて2枚抜き出すとき、抜き出した2枚のカードの数値が異なる確率を求めよ。 (2) 抜き出した順にカードを左から並べて2桁の整数を作るとき、十の位が一の位より大きい確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/6/16

1. 問題の内容

1から4の数字が書かれたカードがそれぞれ2枚ずつ、合計8枚ある。
(1) この中から1枚ずつ続けて2枚抜き出すとき、抜き出した2枚のカードの数値が異なる確率を求めよ。
(2) 抜き出した順にカードを左から並べて2桁の整数を作るとき、十の位が一の位より大きい確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2枚のカードの数値が異なる確率を求める。
まず、2枚のカードの抜き出し方の総数を求める。1枚目は8枚から1枚選び、2枚目は残りの7枚から1枚選ぶので、8×7=568 \times 7 = 56 通りである。
次に、2枚のカードの数値が同じになる場合を考える。1が2枚、2が2枚、3が2枚、4が2枚あるので、それぞれについて、1枚目のカードを選ぶ方法は2通り、2枚目のカードを選ぶ方法は残りの1通りである。したがって、数値が同じになるのは 2×1×4=82 \times 1 \times 4 = 8 通りである。
数値が異なる場合は、総数から数値が同じになる場合を引けば良いので、568=4856 - 8 = 48 通りである。
したがって、求める確率は 4856=67\frac{48}{56} = \frac{6}{7} となる。
(2) 2桁の整数を作るとき、十の位が一の位より大きくなる確率を求める。
2桁の整数の作り方は、(1)と同様に 8×7=568 \times 7 = 56 通りである。
十の位が一の位より大きい場合を数え上げる。
- 十の位が2の場合、一の位は1。選び方は、2×2=42 \times 2 = 4 通り。
- 十の位が3の場合、一の位は1,2。選び方は、2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8 通り。
- 十の位が4の場合、一の位は1,2,3。選び方は、2×2×3=122 \times 2 \times 3 = 12 通り。
したがって、十の位が一の位より大きくなるのは 4+8+12=244 + 8 + 12 = 24 通りである。
求める確率は 2456=37\frac{24}{56} = \frac{3}{7} となる。

3. 最終的な答え

(1) 67\frac{6}{7}
(2) 37\frac{3}{7}

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