問題7は、与えられたベクトル $v_1, v_2, \dots, v_n$ を、ベクトル $u_1, u_2, \dots, u_m$ の線形結合で表す問題です。 問題8は、$u_1, u_2, \dots, u_m$ が一次独立であるとき、問題7で与えられた $v_1, v_2, \dots, v_n$ が一次独立であるか、一次従属であるかを判定する問題です。
2025/6/17
以下に、問題7とその続きである問題8の解き方と解答を示します。
1. 問題の内容
問題7は、与えられたベクトル を、ベクトル の線形結合で表す問題です。
問題8は、 が一次独立であるとき、問題7で与えられた が一次独立であるか、一次従属であるかを判定する問題です。
2. 解き方の手順
問題7では、与えられたベクトル が の線形結合で表されているので、そのまま答えます。
問題8では、 が一次独立か一次従属かを判定します。 が一次独立であるという条件が重要になります。
(a) の場合
となる を考えます。
が一次独立なので、
この連立一次方程式を解きます。
(1) + (2) : -->
(2) + (3) : --> -->
かつ なので、 となります。
(1) に代入すると となります。
したがって、 なので、 は一次独立です。
(b) の場合
となる を考えます。
係数行列を作り、簡約化します。
この行列のランクは4なので、 のみが解となります。
したがって、 は一次独立です。
(c) の場合
となる を考えます。
係数行列を作り、簡約化します。
この行列のランクは4なので、 のみが解となります。
したがって、 は一次独立です。
3. 最終的な答え
(a) であり、 は一次独立。
(b) であり、 は一次独立。
(c) であり、 は一次独立。