与えられた式 $ \frac{2x-1}{(x+1)(x+2)} = \frac{a}{x+1} + \frac{b}{x+2} $ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a$ と $b$ の値を定める。

代数学部分分数分解恒等式連立方程式
2025/6/17

1. 問題の内容

与えられた式 2x1(x+1)(x+2)=ax+1+bx+2 \frac{2x-1}{(x+1)(x+2)} = \frac{a}{x+1} + \frac{b}{x+2} xx についての恒等式となるように、定数 aabb の値を定める。

2. 解き方の手順

まず、右辺を通分します。
ax+1+bx+2=a(x+2)+b(x+1)(x+1)(x+2) \frac{a}{x+1} + \frac{b}{x+2} = \frac{a(x+2) + b(x+1)}{(x+1)(x+2)}
したがって、与えられた式は
2x1(x+1)(x+2)=a(x+2)+b(x+1)(x+1)(x+2) \frac{2x-1}{(x+1)(x+2)} = \frac{a(x+2) + b(x+1)}{(x+1)(x+2)}
分母が等しいので、分子も等しくなければなりません。つまり
2x1=a(x+2)+b(x+1) 2x-1 = a(x+2) + b(x+1)
この式が恒等式であるためには、xx の係数と定数項がそれぞれ等しくなければなりません。
2x1=ax+2a+bx+b=(a+b)x+(2a+b) 2x - 1 = ax + 2a + bx + b = (a+b)x + (2a+b)
したがって、以下の連立方程式が得られます。
a+b=2 a + b = 2
2a+b=1 2a + b = -1
この連立方程式を解きます。2番目の式から1番目の式を引くと
(2a+b)(a+b)=12 (2a+b) - (a+b) = -1 - 2
a=3 a = -3
a=3a=-3a+b=2a+b=2 に代入すると
3+b=2 -3 + b = 2
b=5 b = 5

3. 最終的な答え

a=3a = -3
b=5b = 5

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