問題はかけ算九九の表の一部から取り出した4つの整数の組について、以下の2つの問いに答えるものです。 (1) $(a+d) - (b+c)$ の値が常に一定になることを示し、その値を求める。 (2) (1)で求めた値になることを証明する。ただし、左上の数を $a$ とし、$a$ はかけられる数 $x$ とかける数 $y$ の積とする。

算数かけ算九九整数の性質計算
2025/6/22

1. 問題の内容

問題はかけ算九九の表の一部から取り出した4つの整数の組について、以下の2つの問いに答えるものです。
(1) (a+d)(b+c)(a+d) - (b+c) の値が常に一定になることを示し、その値を求める。
(2) (1)で求めた値になることを証明する。ただし、左上の数を aa とし、aa はかけられる数 xx とかける数 yy の積とする。

2. 解き方の手順

(1)
与えられた例から (a+d)(b+c)(a+d) - (b+c) の値を計算してみます。
a=6a = 6, b=9b = 9, c=8c = 8, d=12d = 12 なので、
(a+d)(b+c)=(6+12)(9+8)=1817=1(a+d) - (b+c) = (6+12) - (9+8) = 18 - 17 = 1
他の例でも計算してみましょう。例えば、表から
a=1a = 1, b=2b = 2, c=2c = 2, d=4d = 4 を選ぶと、
(a+d)(b+c)=(1+4)(2+2)=54=1(a+d) - (b+c) = (1+4) - (2+2) = 5 - 4 = 1
a=16a = 16, b=20b = 20, c=20c = 20, d=25d = 25 を選ぶと、
(a+d)(b+c)=(16+25)(20+20)=4140=1(a+d) - (b+c) = (16+25) - (20+20) = 41 - 40 = 1
いくつかの例から (a+d)(b+c)(a+d) - (b+c) の値は常に1になることが予想されます。
(2)
aa はかけられる数 xx とかける数 yy の積なので、a=xya = xy と表せる。
すると、bbxxy+1y+1 をかけたものなので b=x(y+1)b = x(y+1)
同様に、ccx+1x+1yy をかけたものなので c=(x+1)yc = (x+1)y
そして、ddx+1x+1y+1y+1 をかけたものなので d=(x+1)(y+1)d = (x+1)(y+1)
したがって、
(a+d)(b+c)=(xy+(x+1)(y+1))(x(y+1)+(x+1)y)(a+d) - (b+c) = (xy + (x+1)(y+1)) - (x(y+1) + (x+1)y)
=(xy+xy+x+y+1)(xy+x+xy+y)= (xy + xy + x + y + 1) - (xy + x + xy + y)
=2xy+x+y+12xyxy= 2xy + x + y + 1 - 2xy - x - y
=1= 1
これで (a+d)(b+c)=1(a+d) - (b+c) = 1 であることが証明されました。

3. 最終的な答え

(1) 1
(2) (証明は上記参照)

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