確率変数 $X$ の確率分布が与えられています。この確率分布から、$X$ の期待値を求めます。

確率論・統計学期待値確率分布確率変数
2025/3/29

1. 問題の内容

確率変数 XX の確率分布が与えられています。この確率分布から、XX の期待値を求めます。

2. 解き方の手順

確率変数の期待値は、各値とそれに対応する確率の積の和として計算されます。すなわち、
E(X)=ixiP(X=xi)E(X) = \sum_{i} x_i P(X=x_i)
ここで、xix_i は確率変数がとりうる値、P(X=xi)P(X=x_i) はその値をとる確率です。
この問題では、XX は 1, 2, 3, 4, 5 の値をとり、それぞれの確率は 310,210,310,110,110\frac{3}{10}, \frac{2}{10}, \frac{3}{10}, \frac{1}{10}, \frac{1}{10} です。したがって、XX の期待値は次のようになります。
E(X)=1310+2210+3310+4110+5110E(X) = 1 \cdot \frac{3}{10} + 2 \cdot \frac{2}{10} + 3 \cdot \frac{3}{10} + 4 \cdot \frac{1}{10} + 5 \cdot \frac{1}{10}
E(X)=310+410+910+410+510E(X) = \frac{3}{10} + \frac{4}{10} + \frac{9}{10} + \frac{4}{10} + \frac{5}{10}
E(X)=3+4+9+4+510E(X) = \frac{3+4+9+4+5}{10}
E(X)=2510E(X) = \frac{25}{10}
E(X)=52E(X) = \frac{5}{2}
E(X)=2.5E(X) = 2.5

3. 最終的な答え

2. 5

「確率論・統計学」の関連問題

グラフから、60歳以上の海外在住邦人全体に占める男性の割合が、20歳代に占める男性の割合のおよそ何倍かを求め、選択肢の中から最も近いものを選ぶ。

割合統計データ分析比率
2025/4/9

夏イベントの参加者に対するアンケート結果のグラフが与えられています。アンケート結果は「非常に満足」「満足」「どちらとも言えない」「やや不満」「不満」の5段階で評価されています。「やや不満」と「不満」の...

統計割合アンケートパーセント
2025/4/9

平成9年度の国税と地方税の合計が、対前年比で何%増加したかを、グラフから読み取り、最も近いものを選択肢から選ぶ問題です。グラフには、昭和62年度から平成13年度までの国税と地方税の合計金額が記載されて...

グラフパーセント増加率統計データの解釈
2025/4/9

与えられたグラフから、製造業における従業員規模別の工場数割合と、それぞれの規模の工場における平均従業員数を推定し、選択肢の中から最も近い数値を選ぶ問題です。

平均統計データ分析割合推定
2025/4/9

与えられたデータの標準偏差を求める問題です。与えられたデータは7, 9, 9, 10, 9, 4 です。

標準偏差分散データの分析
2025/4/9

画像から、四分位範囲を求める計算式を完成させる問題であることがわかります。四分位範囲は、第3四分位数から第1四分位数を引いた値です。

四分位範囲統計
2025/4/9

2枚の硬貨(アとイ)を投げたときの表と裏の出方を、ある図で表しています。この図の種類を答える問題です。

確率樹形図場合の数
2025/4/9

2枚のコインを投げたとき、少なくとも1枚が裏である確率を求める問題です。この確率は、「2枚とも表ではない」確率を求めて、1から引くことで求められます。

確率コイン事象組み合わせ
2025/4/9

あるコインを100回投げて表が出た回数が58回であった。このコインにゆがみがあるかどうかを有意水準5%で検定する問題である。帰無仮説は「コインにゆがみがなく $p=0.5$ である」とする。表の出る回...

仮説検定二項分布統計的推測有意水準
2025/4/8

AとBの2人が試合を繰り返し行い、先に3勝した方が優勝とする。引き分けはなく、AがBに勝つ確率は $\frac{2}{3}$である。 (1) 4試合目でAが優勝する確率を求めよ。 (2) Aが優勝する...

確率組み合わせ独立試行
2025/4/8