複素数 $Z_1 = \frac{\sqrt{3}+i}{2}$ と $Z_2 = -1 + \sqrt{3}i$ が与えられています。これらの複素数を極形式で表し、$Z_1Z_2$ を計算し、その結果を $r(\cos \theta + i \sin \theta)$ の形で答える問題です。

代数学複素数極形式複素数の積
2025/3/29

1. 問題の内容

複素数 Z1=3+i2Z_1 = \frac{\sqrt{3}+i}{2}Z2=1+3iZ_2 = -1 + \sqrt{3}i が与えられています。これらの複素数を極形式で表し、Z1Z2Z_1Z_2 を計算し、その結果を r(cosθ+isinθ)r(\cos \theta + i \sin \theta) の形で答える問題です。

2. 解き方の手順

ステップ1: Z1Z_1 を極形式で表します。
Z1=32+12iZ_1 = \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}i の絶対値 Z1|Z_1| は、
Z1=(32)2+(12)2=34+14=44=1|Z_1| = \sqrt{(\frac{\sqrt{3}}{2})^2 + (\frac{1}{2})^2} = \sqrt{\frac{3}{4} + \frac{1}{4}} = \sqrt{\frac{4}{4}} = 1
偏角 θ1\theta_1 は、cosθ1=32\cos \theta_1 = \frac{\sqrt{3}}{2} かつ sinθ1=12\sin \theta_1 = \frac{1}{2} を満たすので、θ1=30\theta_1 = 30^\circ または θ1=π6\theta_1 = \frac{\pi}{6} ラジアンです。
よって、Z1=1(cos30+isin30)Z_1 = 1(\cos 30^\circ + i \sin 30^\circ) と表されます。
ステップ2: Z2Z_2 を極形式で表します。
Z2=1+3iZ_2 = -1 + \sqrt{3}i の絶対値 Z2|Z_2| は、
Z2=(1)2+(3)2=1+3=4=2|Z_2| = \sqrt{(-1)^2 + (\sqrt{3})^2} = \sqrt{1 + 3} = \sqrt{4} = 2
偏角 θ2\theta_2 は、cosθ2=12\cos \theta_2 = \frac{-1}{2} かつ sinθ2=32\sin \theta_2 = \frac{\sqrt{3}}{2} を満たすので、θ2=120\theta_2 = 120^\circ または θ2=2π3\theta_2 = \frac{2\pi}{3} ラジアンです。
よって、Z2=2(cos120+isin120)Z_2 = 2(\cos 120^\circ + i \sin 120^\circ) と表されます。
ステップ3: Z1Z2Z_1Z_2 を計算します。
Z1Z2=1(cos30+isin30)2(cos120+isin120)Z_1Z_2 = 1(\cos 30^\circ + i \sin 30^\circ) \cdot 2(\cos 120^\circ + i \sin 120^\circ)
=12(cos(30+120)+isin(30+120))= 1 \cdot 2 (\cos (30^\circ + 120^\circ) + i \sin (30^\circ + 120^\circ))
=2(cos150+isin150)= 2(\cos 150^\circ + i \sin 150^\circ)

3. 最終的な答え

ア: 2
イ: 150
ウ: 150
したがって、Z1Z2=2(cos150+isin150)Z_1Z_2 = 2(\cos 150^\circ + i \sin 150^\circ)

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