複素数 $z_1 = \frac{-\sqrt{2} + \sqrt{2}i}{2}$ と $z_2 = 1+i$ が与えられている。これらの複素数を極形式に変形し、$z_1 z_2$ を計算して、その結果を極形式で表す問題です。

代数学複素数極形式複素数の積
2025/3/29

1. 問題の内容

複素数 z1=2+2i2z_1 = \frac{-\sqrt{2} + \sqrt{2}i}{2}z2=1+iz_2 = 1+i が与えられている。これらの複素数を極形式に変形し、z1z2z_1 z_2 を計算して、その結果を極形式で表す問題です。

2. 解き方の手順

まず、z1z_1 を極形式に変形します。
z1=22+22iz_1 = \frac{-\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i
r1=z1=(22)2+(22)2=24+24=1=1r_1 = |z_1| = \sqrt{(\frac{-\sqrt{2}}{2})^2 + (\frac{\sqrt{2}}{2})^2} = \sqrt{\frac{2}{4} + \frac{2}{4}} = \sqrt{1} = 1
θ1\theta_1 を求めます。cos(θ1)=22\cos(\theta_1) = \frac{-\sqrt{2}}{2} かつ sin(θ1)=22\sin(\theta_1) = \frac{\sqrt{2}}{2} となる θ1\theta_1 は、θ1=3π4\theta_1 = \frac{3\pi}{4} (または 135135^\circ) です。
したがって、z1=1(cos(135)+isin(135))z_1 = 1(\cos(135^\circ) + i \sin(135^\circ)).
次に、z2z_2 を極形式に変形します。
z2=1+iz_2 = 1 + i
r2=z2=12+12=2r_2 = |z_2| = \sqrt{1^2 + 1^2} = \sqrt{2}
θ2\theta_2 を求めます。cos(θ2)=12\cos(\theta_2) = \frac{1}{\sqrt{2}} かつ sin(θ2)=12\sin(\theta_2) = \frac{1}{\sqrt{2}} となる θ2\theta_2 は、θ2=π4\theta_2 = \frac{\pi}{4} (または 4545^\circ) です。
したがって、z2=2(cos(45)+isin(45))z_2 = \sqrt{2}(\cos(45^\circ) + i \sin(45^\circ)).
z1z2z_1 z_2 を計算します。
z1z2=r1r2(cos(θ1+θ2)+isin(θ1+θ2))=12(cos(135+45)+isin(135+45))z_1 z_2 = r_1 r_2 (\cos(\theta_1 + \theta_2) + i \sin(\theta_1 + \theta_2)) = 1 \cdot \sqrt{2} (\cos(135^\circ + 45^\circ) + i \sin(135^\circ + 45^\circ))
z1z2=2(cos(180)+isin(180))z_1 z_2 = \sqrt{2} (\cos(180^\circ) + i \sin(180^\circ))

3. 最終的な答え

z1z2=2(cos(180)+isin(180))z_1 z_2 = \sqrt{2} (\cos(180^\circ) + i \sin(180^\circ))
ア = 2
イ = 180
ウ = 180

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