SHIKENの6文字を並べ替えてできる順列を辞書式順序で並べる。EHIKNSが1番目であるとき、(1) 140番目の文字列を求めよ。(2) SHIKENは何番目の文字列か。
2025/6/26
1. 問題の内容
SHIKENの6文字を並べ替えてできる順列を辞書式順序で並べる。EHIKNSが1番目であるとき、(1) 140番目の文字列を求めよ。(2) SHIKENは何番目の文字列か。
2. 解き方の手順
(1) 140番目の文字列を求める。
SHIKENの文字をアルファベット順に並べるとEHIKNSとなる。
まず、先頭の文字で場合分けする。
- Eで始まるもの:残りの5文字の順列なので、5! = 120個
- Hで始まるもの:残りの5文字の順列なので、5! = 120個
140番目はEで始まるものではないので、Hで始まるものを考える。
Eから始まる順列は120個なので、140番目はHで始まるもののうちの20番目となる。
Hの次はEで始まるものを考える。
- HEで始まるもの:残りの4文字の順列なので、4! = 24個
20番目はHEで始まるものではない。
- HIで始まるもの:残りの4文字の順列なので、4! = 24個
20 < 24 なので、HIで始まるもののうちの20番目を求める。
- HIEで始まるもの:残りの3文字の順列なので、3! = 6個
- HIKで始まるもの:残りの3文字の順列なので、3! = 6個
- HINで始まるもの:残りの3文字の順列なので、3! = 6個
20 = 3*6 + 2なので、HINで始まるもののうちの2番目を求める。
- HINEで始まるもの:残りの2文字の順列なので、2! = 2個
2番目なので、HINEKS
よって、140番目の文字列はHINEKS
(2) SHIKENが何番目の文字列かを求める。
アルファベット順にEHIKNS
- Eで始まるもの:5! = 120個
- Hで始まるもの:5! = 120個
- Iで始まるもの:5! = 120個
- Kで始まるもの:5! = 120個
- Nで始まるもの:5! = 120個
Sの前にE,H,I,K,Nがあるので、5*120 = 600個
- SEで始まるもの:4! = 24個
- SHで始まるもの:4! = 24個
SHIKENなので、SHまで確定
- SHEで始まるもの:3! = 6個
- SHIで始まるもの:3! = 6個
- SHEKで始まるもの:2! = 2個
SHIで始まるものを考えると
- SHIEで始まるもの:2! = 2個
- SHIKEN: 1個
SHIKENまでの順列の個数は600 + 24 + 6 + 2 + 1 = 633
1番目はEHIKNSなので、
求める順番は 633 + 1 = 634
3. 最終的な答え
(1) HINEKS
(2) 634