与えられた $x, y$ の方程式 $kx^2 - (k+1)x - 2(k-1)y + 2k - 5 = 0 \cdots ①$ について、以下の問いに答えます。 (1) ①が直線を表すときの $k$ の値と、そのときの方程式を求めます (ただし、$k \ne 1$ )。 (2) ①が放物線を表し、直線 $y = 2$ に接するような $k$ の値を求めます。 (3) ①のグラフが実数 $k$ のどんな値に対しても定点を通ることを示し、その定点の座標を求めます。

代数学二次曲線放物線直線定点判別式
2025/6/26
はい、承知いたしました。与えられた数学の問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

与えられた x,yx, y の方程式
kx2(k+1)x2(k1)y+2k5=0kx^2 - (k+1)x - 2(k-1)y + 2k - 5 = 0 \cdots ①
について、以下の問いに答えます。
(1) ①が直線を表すときの kk の値と、そのときの方程式を求めます (ただし、k1k \ne 1 )。
(2) ①が放物線を表し、直線 y=2y = 2 に接するような kk の値を求めます。
(3) ①のグラフが実数 kk のどんな値に対しても定点を通ることを示し、その定点の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) ①が直線を表す条件は、x2x^2 の係数が 0 となることです。したがって、k=0k = 0 のときを考えます。
k=0k = 0 を①に代入すると、
(0+1)x2(01)y+2(0)5=0-(0+1)x - 2(0-1)y + 2(0) - 5 = 0
x+2y5=0-x + 2y - 5 = 0
x2y+5=0x - 2y + 5 = 0
これが直線の方程式です。
(2) ①が放物線を表す条件は、x2x^2 の係数 kk が 0 でないことです。したがって、k0k \ne 0 です。
①を yy について解くと、
2(k1)y=kx2(k+1)x+2k52(k-1)y = kx^2 - (k+1)x + 2k - 5
y=kx2(k+1)x+2k52(k1)y = \frac{kx^2 - (k+1)x + 2k - 5}{2(k-1)}
これが放物線を表します。ただし、k1k \ne 1 です。
この放物線が直線 y=2y = 2 に接するということは、
kx2(k+1)x+2k52(k1)=2\frac{kx^2 - (k+1)x + 2k - 5}{2(k-1)} = 2
kx2(k+1)x+2k5=4(k1)kx^2 - (k+1)x + 2k - 5 = 4(k-1)
kx2(k+1)x2k1=0kx^2 - (k+1)x - 2k - 1 = 0
この2次方程式が重解を持つ条件を考えます。判別式 D=0D = 0 となる kk を求めます。
D=(k+1)24k(2k1)=k2+2k+1+8k2+4k=9k2+6k+1=(3k+1)2D = (k+1)^2 - 4k(-2k-1) = k^2 + 2k + 1 + 8k^2 + 4k = 9k^2 + 6k + 1 = (3k+1)^2
D=0D = 0 となるのは 3k+1=03k + 1 = 0、すなわち k=13k = -\frac{1}{3} のときです。
(3) ①を kk について整理します。
kx2(k+1)x2(k1)y+2k5=0kx^2 - (k+1)x - 2(k-1)y + 2k - 5 = 0
k(x2x2y+2)x+2y5=0k(x^2 - x - 2y + 2) - x + 2y - 5 = 0
これが任意の kk に対して成り立つためには、
x2x2y+2=0x^2 - x - 2y + 2 = 0
x+2y5=0-x + 2y - 5 = 0
の連立方程式を満たす必要があります。
2番目の式から x=2y5x = 2y - 5 を得て、これを1番目の式に代入します。
(2y5)2(2y5)2y+2=0(2y-5)^2 - (2y-5) - 2y + 2 = 0
4y220y+252y+52y+2=04y^2 - 20y + 25 - 2y + 5 - 2y + 2 = 0
4y224y+32=04y^2 - 24y + 32 = 0
y26y+8=0y^2 - 6y + 8 = 0
(y2)(y4)=0(y-2)(y-4) = 0
y=2,4y = 2, 4
y=2y = 2 のとき x=2(2)5=1x = 2(2) - 5 = -1
y=4y = 4 のとき x=2(4)5=3x = 2(4) - 5 = 3
したがって、定点の座標は (1,2)(-1, 2)(3,4)(3, 4) です。

3. 最終的な答え

(1) k=0k = 0, 方程式: x2y+5=0x - 2y + 5 = 0
(2) k=13k = -\frac{1}{3}
(3) 定点の座標: (1,2)(-1, 2), (3,4)(3, 4)

「代数学」の関連問題

与えられた2次方程式を解く問題です。

二次方程式平方根方程式を解く
2025/6/26

与えられた二次関数について、最大値または最小値を求める問題です。 練習15の関数:$y = -2x^2 - 4x$ 練習16(1)の関数:$y = x^2 + 6x + 5$ 練習16(2)の関数:$...

二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/26

与えられた二次式を平方完成させる問題です。つまり、$y = a(x-p)^2 + q$ の形に変形します。

二次関数平方完成
2025/6/26

$x=4$ で最大値をとる2次関数を1つ求める問題です。

二次関数最大値平方完成放物線
2025/6/26

問題は以下の3つの部分から構成されています。 (1) $A = \frac{4}{\sqrt{5}-1}$ の分母を有理化し、簡単にすること。 (2) $B = 3 - \sqrt{5}$ の整数部分...

分母の有理化平方根整数部分小数部分式の計算
2025/6/26

与えられた2つの2次関数について、最大値と最小値を求める問題です。 (1) $y=2(x-3)^2+4$ (2) $y=-2(x+1)^2-3$

二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/26

画像には3つの二次方程式の問題が含まれています。 (7) $2x^2 - x - 3 = 0$ (8) $2x^2 + 7x + 6 = 0$ (10) $x^2 + 2x + 3 = 0$

二次方程式因数分解解の公式複素数
2025/6/26

2次方程式 $2x^2 + 3x - 1 = 0$ の2つの解を $\alpha$ と $\beta$ とするとき、以下の値をそれぞれ求めよ。 (1) $\alpha^2 \beta + \alpha...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/6/26

与えられた二次方程式 $2x^2 - x - 3 = 0$ の解を求めます。

二次方程式解の公式
2025/6/26

二次方程式 $x^2 + 6x - 1 = 0$ を解く問題です。

二次方程式解の公式平方根
2025/6/26