1) 設計におけるコンクリートの圧縮強度 fcd は、材料係数を考慮して求められる。 fcd=γcfck′=1.365=50N/mm2 コンクリートの応力-ひずみ関係は、一般的に放物線と直線で近似される。
ひずみ ϵc が 0≤ϵc≤ϵc1 のとき、 σc=fcd[1−(1−ϵc1ϵc)2] ここで、ϵc1 はコンクリートの最大応力時のひずみで、一般的に ϵc1=0.002 とされる。 ひずみ ϵc が ϵc1<ϵc≤ϵcu のとき、 σc=fcd ここで、ϵcu はコンクリートの限界ひずみで、一般的に ϵcu=0.0035 とされる。 したがって、応力-ひずみ関係の式は以下のようになる。
σc=50[1−(1−0.002ϵc)2] (when 0≤ϵc≤0.002) σc=50 (when 0.002<ϵc≤0.0035) グラフは、横軸をひずみ(ϵc)、縦軸を応力(σc)として、上記の式に基づいて描く。 ひずみが0から0.002までは放物線、0.002から0.0035までは水平な直線となる。
2) コンクリートのひずみが ϵc=0.0005 のとき、これは 0≤ϵc≤0.002 の範囲内であるため、 σc=50[1−(1−0.0020.0005)2]=50[1−(1−0.25)2]=50[1−(0.75)2]=50[1−0.5625]=50×0.4375=21.875N/mm2