数列 $\{a_n\}$ は等差数列で、$a_1 + a_2 + a_3 + a_4 + a_5 = 35$ かつ $a_6 = 13$ である。数列 $\{b_n\}$ は、初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が $S_n = n^2 - 2n$ で与えられる。 (1) 数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。 (2) 数列 $\{b_n\}$ の一般項 $b_n$ を求めよ。 (3) $\sum_{k=1}^n a_k b_k$ を求めよ。 (4) $n$ は2以上の整数とする。数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項 $a_1, a_2, \dots, a_n$ と、数列 $\{b_n\}$ の初項から第 $n$ 項 $b_1, b_2, \dots, b_n$ で、$a_k$ の項の番号 $k$ と $b_l$ の項の番号 $l$ が異なるものどうしの積 $a_k b_l$ ($1 \le k \le n$, $1 \le l \le n$, $k \ne l$) の総和を $T_n$ とする。$T_n$ を $n$ を用いて表せ。
2025/6/27
1. 問題の内容
数列 は等差数列で、 かつ である。数列 は、初項から第 項までの和 が で与えられる。
(1) 数列 の一般項を求めよ。
(2) 数列 の一般項 を求めよ。
(3) を求めよ。
(4) は2以上の整数とする。数列 の初項から第 項 と、数列 の初項から第 項 で、 の項の番号 と の項の番号 が異なるものどうしの積 (, , ) の総和を とする。 を を用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1) 数列 の一般項を求める。
等差数列の和の公式より 。よって 。
また (ここで は公差)。
なので、、つまり 。よって 。
と連立して解くと、 なので 。
より 。
したがって 。
(2) 数列 の一般項を求める。
より、
。
のとき、。
のとき なので、 は でも成り立つ。
(3) を求める。
。
(4) を求める。
.
.
.
また、 は .
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)