平面上に2点A(-1,3), B(5,11)がある。 (1) 直線 $y=2x$ について、点Aと対称な点Pの座標を求めよ。 (2) 点Qが直線 $y=2x$ 上にあるとき、$QA+QB$ を最小にする点Qの座標を求めよ。

幾何学座標平面対称点距離の最小化直線の方程式
2025/6/28

1. 問題の内容

平面上に2点A(-1,3), B(5,11)がある。
(1) 直線 y=2xy=2x について、点Aと対称な点Pの座標を求めよ。
(2) 点Qが直線 y=2xy=2x 上にあるとき、QA+QBQA+QB を最小にする点Qの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aと直線 y=2xy=2x に関して対称な点Pの座標を求める。
点Pの座標を (a,b)(a,b) とおく。
直線APの中点Mは直線 y=2xy=2x 上にある。
Mの座標は (1+a2,3+b2)(\frac{-1+a}{2}, \frac{3+b}{2})
Mが直線 y=2xy=2x 上にあるので、
3+b2=2(1+a2)\frac{3+b}{2} = 2(\frac{-1+a}{2})
3+b=2+2a3+b = -2+2a
b=2a5b = 2a - 5 ...(1)
直線APと直線 y=2xy=2x は垂直に交わる。
直線APの傾きは b3a(1)=b3a+1\frac{b-3}{a-(-1)} = \frac{b-3}{a+1}
直線 y=2xy=2x の傾きは2。
b3a+1×2=1\frac{b-3}{a+1} \times 2 = -1
2(b3)=(a+1)2(b-3) = -(a+1)
2b6=a12b - 6 = -a - 1
2b=a+52b = -a + 5 ...(2)
(1)を(2)に代入する。
2(2a5)=a+52(2a-5) = -a+5
4a10=a+54a-10 = -a+5
5a=155a = 15
a=3a = 3
(1)より
b=2(3)5=65=1b = 2(3)-5 = 6-5 = 1
したがって、点Pの座標は (3,1)(3,1)
(2) 点Qが直線 y=2xy=2x 上にあるとき、QA+QBQA+QB を最小にする点Qの座標を求める。
点Aの直線 y=2xy=2x に関する対称点をPとする。(1)よりP(3,1)。
QA=QPQA = QP より、QA+QB=QP+QBQA + QB = QP + QB
QP+QBQP + QB が最小となるのは、点P,Q,Bが一直線上にあるときである。
直線PBの方程式を求める。
傾きは 11153=102=5\frac{11-1}{5-3} = \frac{10}{2} = 5
y1=5(x3)y-1 = 5(x-3)
y=5x15+1y = 5x - 15 + 1
y=5x14y = 5x - 14
点Qは直線 y=2xy=2x 上にあるので、
2x=5x142x = 5x - 14
3x=143x = 14
x=143x = \frac{14}{3}
y=2x=2(143)=283y = 2x = 2(\frac{14}{3}) = \frac{28}{3}
したがって、点Qの座標は (143,283)(\frac{14}{3}, \frac{28}{3})

3. 最終的な答え

(1) 点Pの座標は (3,1)(3,1)
(2) 点Qの座標は (143,283)(\frac{14}{3}, \frac{28}{3})

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