座標平面上に点 $A(0,5)$ を中心とし、$x$軸に接する円 $K$ がある。また、円 $K$ は直線 $l: y = 7x + 5k$ と異なる2点 $B, C$ で交わっている。ただし、$k$ は定数である。 (1) 円 $K$ の方程式を求めよ。 (2) $k$ の値の範囲を求めよ。 (3) $k > 0$ とする。2点 $B, C$ においてそれぞれ円 $K$ の接線を引き、この2本の接線の交点を $D$ とする。四角形 $ABDC$ が正方形となるとき、$k$ の値を求めよ。また、このとき、点 $D$ の座標を求めよ。
2025/6/28
## 回答
1. 問題の内容
座標平面上に点 を中心とし、軸に接する円 がある。また、円 は直線 と異なる2点 で交わっている。ただし、 は定数である。
(1) 円 の方程式を求めよ。
(2) の値の範囲を求めよ。
(3) とする。2点 においてそれぞれ円 の接線を引き、この2本の接線の交点を とする。四角形 が正方形となるとき、 の値を求めよ。また、このとき、点 の座標を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 円 の方程式
円 は点 を中心とし、軸に接するので、半径は である。したがって、円 の方程式は、
(2) の値の範囲
円 と直線 が異なる2点で交わる条件を考える。円 の中心 と直線 の距離 が、円 の半径 より小さければよい。
直線 を と変形し、 と直線 の距離 を求める。
より、
(3) のとき、四角形 が正方形となる条件
が正方形であるとき、 である。
直線 と直線 は直交するので、円の中心 と直線 の距離は、円の半径を で割った値に等しくなる。
すなわち、
または
または
より、
直線 の方程式は
点 から直線 に下ろした垂線の方程式は
直線 の中点が であるから、 とすると、
,
,
したがって、点 の座標は
3. 最終的な答え
(1) 円 の方程式:
(2) の値の範囲:
(3) の値:
点 の座標: