与えられた数列 $0, 2, 6, 14, 30, \dots$ の一般項 $a_n$ を求める。

代数学数列一般項階差数列等比数列等比数列の和
2025/6/29

1. 問題の内容

与えられた数列 0,2,6,14,30,0, 2, 6, 14, 30, \dots の一般項 ana_n を求める。

2. 解き方の手順

この数列の階差数列を考える。階差数列は bn=an+1anb_n = a_{n+1} - a_n で定義される。
与えられた数列の階差数列を計算すると、以下のようになる。
20=22-0=2
62=46-2=4
146=814-6=8
3014=1630-14=16
したがって、階差数列は 2,4,8,16,2, 4, 8, 16, \dots となる。
この階差数列は初項が 22、公比が 22 の等比数列である。したがって、階差数列の一般項は bn=2nb_n = 2^n となる。
数列 ana_n の一般項を求める。n2n \ge 2 のとき、
an=a1+k=1n1bka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} b_k
a1=0a_1 = 0 であり、bk=2kb_k = 2^k なので、
an=0+k=1n12k=k=1n12ka_n = 0 + \sum_{k=1}^{n-1} 2^k = \sum_{k=1}^{n-1} 2^k
等比数列の和の公式を用いて計算すると、
an=2(2n11)21=2(2n11)=2n2a_n = \frac{2(2^{n-1} - 1)}{2-1} = 2(2^{n-1} - 1) = 2^n - 2
n=1n=1 のとき、a1=212=0a_1 = 2^1 - 2 = 0 となり、与えられた数列の初項と一致する。したがって、n1n \ge 1 で、an=2n2a_n = 2^n - 2 が成り立つ。

3. 最終的な答え

an=2n2a_n = 2^n - 2

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