点A(1, 3)から円 $x^2 + y^2 = 5$ に引いた接線の方程式と接点の座標を求めよ。

幾何学接線座標方程式
2025/6/30

1. 問題の内容

点A(1, 3)から円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 に引いた接線の方程式と接点の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

ステップ1:接点の座標を仮定する
接点の座標を (x1,y1)(x_1, y_1) とおく。この点は円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 上にあるので、
x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5
が成り立つ。
ステップ2:接線の方程式を立てる
接点 (x1,y1)(x_1, y_1) における円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 の接線の方程式は、
x1x+y1y=5x_1x + y_1y = 5
と表される。
ステップ3:点A(1, 3)が接線上にある条件を適用する
この接線が点A(1, 3)を通ることから、接線の方程式に x=1x = 1y=3y = 3 を代入すると、
x1+3y1=5x_1 + 3y_1 = 5
が得られる。
ステップ4:x1x_1y1y_1に関する連立方程式を解く
x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5x1+3y1=5x_1 + 3y_1 = 5 の2つの式から x1x_1y1y_1 を求める。
x1=53y1x_1 = 5 - 3y_1x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5 に代入すると、
(53y1)2+y12=5(5 - 3y_1)^2 + y_1^2 = 5
2530y1+9y12+y12=525 - 30y_1 + 9y_1^2 + y_1^2 = 5
10y1230y1+20=010y_1^2 - 30y_1 + 20 = 0
y123y1+2=0y_1^2 - 3y_1 + 2 = 0
(y11)(y12)=0(y_1 - 1)(y_1 - 2) = 0
よって、y1=1y_1 = 1 または y1=2y_1 = 2 となる。
(i) y1=1y_1 = 1 のとき、x1=53(1)=2x_1 = 5 - 3(1) = 2
(ii) y1=2y_1 = 2 のとき、x1=53(2)=1x_1 = 5 - 3(2) = -1
ステップ5:接点と接線の方程式を求める
(i) 接点が (2, 1) のとき、接線の方程式は 2x+y=52x + y = 5
(ii) 接点が (-1, 2) のとき、接線の方程式は x+2y=5-x + 2y = 5

3. 最終的な答え

接線の方程式は 2x+y=52x + y = 5x+2y=5-x + 2y = 5 である。
接点の座標は (2, 1) と (-1, 2) である。

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