$\triangle ABC$ において、$\sin C = \cos B \sin A$ が成り立つとき、$\triangle ABC$ はどのような形をしているか。

幾何学三角比正弦定理余弦定理直角三角形三平方の定理
2025/6/30

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC において、sinC=cosBsinA\sin C = \cos B \sin A が成り立つとき、ABC\triangle ABC はどのような形をしているか。

2. 解き方の手順

まず、正弦定理より、sinA=a2R\sin A = \frac{a}{2R}, sinC=c2R\sin C = \frac{c}{2R}RR は外接円の半径)が成り立つ。
これらを問題文の式に代入すると、
c2R=cosBa2R\frac{c}{2R} = \cos B \frac{a}{2R}
両辺に 2R2R をかけると、
c=acosBc = a \cos B
次に、余弦定理より、cosB=c2+a2b22ca\cos B = \frac{c^2+a^2-b^2}{2ca} が成り立つ。
これを上の式に代入すると、
c=ac2+a2b22cac = a \frac{c^2+a^2-b^2}{2ca}
両辺に 2c2c をかけると、
2c2=c2+a2b22c^2 = c^2+a^2-b^2
c2=a2b2c^2 = a^2-b^2
a2=b2+c2a^2 = b^2 + c^2
これは、三平方の定理が成り立つことを示している。

3. 最終的な答え

B=90\angle B = 90^{\circ} の直角三角形

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