三角形ABCにおいて、$a:b = 1:3$、$\angle B = 60^{\circ}$が与えられている。 (1) $\sin A$の値を求めよ。 (2) $c=2$のとき、$a$を求めよ。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形
2025/6/30

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a:b=1:3a:b = 1:3B=60\angle B = 60^{\circ}が与えられている。
(1) sinA\sin Aの値を求めよ。
(2) c=2c=2のとき、aaを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理より、asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}が成り立つ。
a:b=1:3a:b = 1:3より、b=3ab = 3aである。また、B=60B = 60^{\circ}より、sinB=sin60=32\sin B = \sin 60^{\circ} = \frac{\sqrt{3}}{2}である。
これらの値を正弦定理の式に代入すると、
asinA=3a32\frac{a}{\sin A} = \frac{3a}{\frac{\sqrt{3}}{2}}
両辺をaaで割ると、
1sinA=332\frac{1}{\sin A} = \frac{3}{\frac{\sqrt{3}}{2}}
1sinA=63\frac{1}{\sin A} = \frac{6}{\sqrt{3}}
sinA=36\sin A = \frac{\sqrt{3}}{6}
(2) 余弦定理より、b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac\cos Bが成り立つ。
b=3ab = 3ac=2c = 2B=60\angle B = 60^{\circ}cosB=cos60=12\cos B = \cos 60^{\circ} = \frac{1}{2}を代入すると、
(3a)2=a2+222a212(3a)^2 = a^2 + 2^2 - 2 \cdot a \cdot 2 \cdot \frac{1}{2}
9a2=a2+42a9a^2 = a^2 + 4 - 2a
8a2+2a4=08a^2 + 2a - 4 = 0
4a2+a2=04a^2 + a - 2 = 0
a=1±1244(2)24a = \frac{-1 \pm \sqrt{1^2 - 4 \cdot 4 \cdot (-2)}}{2 \cdot 4}
a=1±1+328a = \frac{-1 \pm \sqrt{1 + 32}}{8}
a=1±338a = \frac{-1 \pm \sqrt{33}}{8}
a>0a > 0であるので、
a=1+338a = \frac{-1 + \sqrt{33}}{8}

3. 最終的な答え

(1) sinA=36\sin A = \frac{\sqrt{3}}{6}
(2) a=1+338a = \frac{-1 + \sqrt{33}}{8}

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