三角形ABCにおいて、$ \sin A : \sin B : \sin C = 1 : 3 : \sqrt{13} $が成り立つとき、この三角形の最大の角の大きさを求める問題です。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形角度
2025/6/30

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、sinA:sinB:sinC=1:3:13 \sin A : \sin B : \sin C = 1 : 3 : \sqrt{13} が成り立つとき、この三角形の最大の角の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、正弦定理より、sinA:sinB:sinC=a:b:c \sin A : \sin B : \sin C = a : b : c が成り立ちます。したがって、a:b:c=1:3:13 a : b : c = 1 : 3 : \sqrt{13} となります。
ここで、a=k,b=3k,c=13k a = k, b = 3k, c = \sqrt{13}k とおきます(k>0k>0)。
三角形の最大の角は、最大の辺に対応します。したがって、角Cが最大の角となります。
余弦定理より、c2=a2+b22abcosC c^2 = a^2 + b^2 - 2ab \cos C が成り立ちます。
これを変形して、cosC=a2+b2c22ab \cos C = \frac{a^2 + b^2 - c^2}{2ab} となります。
a=k,b=3k,c=13ka = k, b = 3k, c = \sqrt{13}k を代入すると、
cosC=k2+(3k)2(13k)22k3k=k2+9k213k26k2=3k26k2=12 \cos C = \frac{k^2 + (3k)^2 - (\sqrt{13}k)^2}{2 \cdot k \cdot 3k} = \frac{k^2 + 9k^2 - 13k^2}{6k^2} = \frac{-3k^2}{6k^2} = -\frac{1}{2}
cosC=12 \cos C = -\frac{1}{2} となるのは、C=120 C = 120^\circ のときです。

3. 最終的な答え

120°

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