2次方程式 $x^2 - 4x - 2 = 0$ の2つの解を $a, b$ ($a < b$) とします。 (1) $a, b$ の値をそれぞれ求めます。 (2) $a^2 + b^2, \frac{a}{b} + \frac{b}{a}$ の値をそれぞれ求めます。 (3) 不等式 $|x - \frac{a}{b}| \leq |\frac{b}{a}|$ …①を解き、不等式①と $k \leq x \leq k+3$ をともに満たす整数 $x$ がちょうど2個存在するような定数 $k$ の値の範囲を求めます。
2025/6/30
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
1. 問題の内容
2次方程式 の2つの解を () とします。
(1) の値をそれぞれ求めます。
(2) の値をそれぞれ求めます。
(3) 不等式 …①を解き、不等式①と をともに満たす整数 がちょうど2個存在するような定数 の値の範囲を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 2次方程式 を解の公式を使って解きます。
解の公式は なので、 となります。
なので、 です。
(2)
(3)
不等式 は、 と書き換えられます(よりは正の数とは限らないので絶対値を外す際に注意が必要)。、 なので です。一方ですが、絶対値記号がついているのでの絶対値は正の数です。
不等式の絶対値を外すととなります。
よって、
(2)より、なので、
したがって、
不等式①の解は、となりますが、なので不等号の向きが逆で、は存在しません。
したがって、
ここで、 であり、なので、。したがって、
と を満たす整数 がちょうど2個存在します。
整数 は、-10, -9, ..., 8, 9のいずれかです。
の幅は3なので、整数が4つ入る可能性があります。
が2個なので、の範囲に整数が2個入る必要があります。
のとき、かつなので、かつ。となります。
のとき、ですが、このとき整数解は-12, -11, -10, -9と4つ存在します。
のとき、ですが、このとき整数解は-11, -10, -9, -8と4つ存在します。
の中に2個の整数解を持つためには、などとする必要があります。このとき,は整数ではないので,この解は考えなくて良いです。
かつの場合を考えます。
かつより、
かつより、
なので、のときを考えます。
のとき、なので、。これは条件を満たさない。
のとき、なので、。これは条件を満たさない。
のとき、なので、。これは条件を満たす。
のとき、なので、。これは条件を満たさない。
にちょうど2個の整数解を持つためには、とする。
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) ,