$t$ の値が変化するとき、放物線 $y=x^2 + 2(t-1)x - 4t + 5$ の頂点Pの軌跡を求める問題です。

代数学二次関数放物線軌跡
2025/7/1

1. 問題の内容

tt の値が変化するとき、放物線 y=x2+2(t1)x4t+5y=x^2 + 2(t-1)x - 4t + 5 の頂点Pの軌跡を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた放物線の式を平方完成して、頂点の座標を tt の式で表します。
y=x2+2(t1)x4t+5y = x^2 + 2(t-1)x - 4t + 5
y=(x+(t1))2(t1)24t+5y = (x + (t-1))^2 - (t-1)^2 - 4t + 5
y=(x+t1)2(t22t+1)4t+5y = (x + t - 1)^2 - (t^2 - 2t + 1) - 4t + 5
y=(x+t1)2t22t+4y = (x + t - 1)^2 - t^2 - 2t + 4
したがって、頂点Pの座標は (t+1,t22t+4)(-t+1, -t^2-2t+4) と表せます。
次に、頂点Pの座標を (X,Y)(X, Y) とおきます。すると、
X=t+1X = -t + 1
Y=t22t+4Y = -t^2 - 2t + 4
となります。
X=t+1X = -t + 1 より、 t=1Xt = 1 - X となります。この式を Y=t22t+4Y = -t^2 - 2t + 4 に代入します。
Y=(1X)22(1X)+4Y = -(1-X)^2 - 2(1-X) + 4
Y=(12X+X2)2+2X+4Y = -(1 - 2X + X^2) - 2 + 2X + 4
Y=1+2XX22+2X+4Y = -1 + 2X - X^2 - 2 + 2X + 4
Y=X2+4X+1Y = -X^2 + 4X + 1
したがって、Y=X2+4X+1Y = -X^2 + 4X + 1 が軌跡の方程式となります。
これを x,yx, y で書き換えると、y=x2+4x+1y = -x^2 + 4x + 1 となります。
さらに、y=(x2)2+5y = -(x-2)^2 + 5 と変形できるので、これは上に凸な放物線です。
また、xx がどのような値をとっても tt は存在するので、放物線全体が軌跡となります。

3. 最終的な答え

y=x2+4x+1y = -x^2 + 4x + 1

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