袋の中に赤玉と青玉が合わせて12個入っています。この袋から2個の玉を同時に取り出したとき、2個とも赤玉である確率が$\frac{14}{33}$である。赤玉の個数を求めなさい。

確率論・統計学確率組み合わせ2次方程式
2025/7/1

1. 問題の内容

袋の中に赤玉と青玉が合わせて12個入っています。この袋から2個の玉を同時に取り出したとき、2個とも赤玉である確率が1433\frac{14}{33}である。赤玉の個数を求めなさい。

2. 解き方の手順

赤玉の個数をxxとすると、青玉の個数は12x12-xとなります。
2個の玉を同時に取り出す取り出し方は、全部で12C2_{12}C_2通りです。
2個とも赤玉である取り出し方はxC2_{x}C_2通りです。
したがって、2個とも赤玉である確率はxC212C2\frac{_{x}C_2}{_{12}C_2}となります。
問題文より、この確率は1433\frac{14}{33}であるので、次の方程式が成り立ちます。
xC212C2=1433\frac{_{x}C_2}{_{12}C_2} = \frac{14}{33}
ここで、xC2=x(x1)2_{x}C_2 = \frac{x(x-1)}{2}12C2=12×112=66_{12}C_2 = \frac{12 \times 11}{2} = 66なので、
x(x1)266=1433\frac{\frac{x(x-1)}{2}}{66} = \frac{14}{33}
x(x1)2=66×1433\frac{x(x-1)}{2} = 66 \times \frac{14}{33}
x(x1)2=2×14\frac{x(x-1)}{2} = 2 \times 14
x(x1)=4×14=56x(x-1) = 4 \times 14 = 56
x2x56=0x^2 - x - 56 = 0
(x8)(x+7)=0(x - 8)(x + 7) = 0
x=8,7x = 8, -7
xxは玉の個数なので、正の整数でなければならないから、x=8x = 8となります。

3. 最終的な答え

赤玉の個数は8個です。

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