みかん、かき、なしの3種類の果物で10個入りの果物かごを作る問題を考えます。 (1) 3種類の果物のうち、1つも入っていないものがあっても良い場合、何通りの作り方があるか。 (2) 3種類の果物をそれぞれ最低2個は入れる場合、何通りの作り方があるか。
2025/7/1
1. 問題の内容
みかん、かき、なしの3種類の果物で10個入りの果物かごを作る問題を考えます。
(1) 3種類の果物のうち、1つも入っていないものがあっても良い場合、何通りの作り方があるか。
(2) 3種類の果物をそれぞれ最低2個は入れる場合、何通りの作り方があるか。
2. 解き方の手順
(1) 1つも入っていない果物があっても良い場合
これは、みかん、かき、なしの個数をそれぞれ とすると、 を満たす非負整数の組 の個数を求める問題です。これは重複組み合わせの問題で、異なる3種類のものから10個を選ぶ組み合わせの数と考えることができます。
重複組み合わせの公式を使うと、
今回の場合は、, なので、
(2) 3種類とも最低2個は入れる場合
まず、みかん、かき、なしをそれぞれ2個ずつ入れることを考えます。すると、残りの果物の個数は 個となります。
したがって、みかん、かき、なしの追加の個数をそれぞれ とすると、 を満たす非負整数の組 の個数を求める問題となります。
これも重複組み合わせの問題で、異なる3種類のものから4個を選ぶ組み合わせの数と考えることができます。
今回の場合は、, なので、
3. 最終的な答え
(1) 66通り
(2) 15通り