1から100までの自然数について、以下の個数を求める問題です。 (1) 4でも6でも割り切れる数 (2) 4または6で割り切れる数 (3) 4で割り切れない、または6で割り切れない数

算数約数倍数集合包除原理
2025/7/1

1. 問題の内容

1から100までの自然数について、以下の個数を求める問題です。
(1) 4でも6でも割り切れる数
(2) 4または6で割り切れる数
(3) 4で割り切れない、または6で割り切れない数

2. 解き方の手順

(1) 4でも6でも割り切れる数
4と6の最小公倍数は12なので、100÷12100 \div 12の商を求めます。
商は8なので、4でも6でも割り切れる数は8個です。
(2) 4または6で割り切れる数
4で割り切れる数は、100÷4=25100 \div 4 = 25個です。
6で割り切れる数は、100÷6=16.66...100 \div 6 = 16.66...より、16個です。
4でも6でも割り切れる数は8個((1)より)なので、
4または6で割り切れる数は、25+168=3325 + 16 - 8 = 33個です。
(3) 4で割り切れない、または6で割り切れない数
4で割り切れない数、または6で割り切れない数は、4でも6でも割り切れる数でない数の個数です。
1から100までの自然数のうち、4でも6でも割り切れる数は8個だったので、4でも6でも割り切れない数は1008=92100 - 8 = 92個です。
4で割り切れる数、または6で割り切れる数の否定を求めます。
全体の個数100から4でも6でも割り切れる数を引いたものです。
したがって、1008=92100 - 8 = 92個です。
もう一つの考え方として、余事象を考えます。
4でも6でも割り切れる数の否定は、4で割り切れない数、または6で割り切れない数です。
これは、全体から4でも6でも割り切れる数を引いたものと考えることができます。
4で割り切れない数または6で割り切れない数は、4または6で割り切れる数の否定です。
4または6で割り切れる数は33個だったので、4で割り切れない、または6で割り切れない数は10033=67100 - 33 = 67個ではありません。
ABA \cup B の否定は AcBcA^c \cap B^c であり、ABA \cap B の否定は AcBcA^c \cup B^c であることに注意します。
ド・モルガンの法則を利用します。
4で割り切れない数は10025=75100 - 25 = 75個です。
6で割り切れない数は10016=84100 - 16 = 84個です。
4で割り切れないかつ6で割り切れない数は、10033=67100 - 33 = 67個です。
4で割り切れない、または6で割り切れない数は、75+8467=9275 + 84 - 67 = 92個です。

3. 最終的な答え

(1) 8個
(2) 33個
(3) 92個

「算数」の関連問題

ある人が英語、数学、国語のテストを受け、3科目の平均点が70点であった。 [問い] 英語の得点は何点だったか。 ア:英語と数学の平均点は70点だった イ:数学と国語の平均点は60点だった アとイの情報...

平均合計方程式論理
2025/7/1

赤いペンキと白いペンキを1:3の割合で混ぜたものと、2:3の割合で混ぜたものを同量ずつ混ぜたとき、できたペンキに含まれる赤いペンキの割合を求める問題です。最終的な答えはパーセント表示で、小数点以下第2...

割合計算百分率
2025/7/1

仕入れ値が350円の商品を定価の1割引で50個売ったところ、利益が7700円だった。この商品の定価を求める。

文章題利益割引方程式
2025/7/1

3つの商店 X, Y, Z の販売価格を比較したところ、高い順に X, Y, Z である。3つの商店の販売価格の平均は176円で、商店 X の販売価格は190円である。このとき、商店 Z の販売価格の...

平均不等式最大値文章問題
2025/7/1

あるデータの入力をPが1人で行うと15時間、Qが1人で行うと16時間かかる。このデータの入力をPが3時間行った後、Qが4時間行った。残りをPが1人で行うと何時間かかるか求める。必要なときは、最後に小数...

仕事算割合分数
2025/7/1

6個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5の中から異なる4個を選んで並べて4桁の整数を作るとき、次の問いに答えよ。 (1) 4桁の整数は何個作れるか。 (2) 4桁の偶数(の問題文は途中で切れている)

順列組み合わせ整数桁数
2025/7/1

7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6から異なる5個を使って5桁の整数を作るとき、次の整数は何個あるか。 (1) 整数 (2) 奇数 (3) 5の倍数 (4) 54000より大きい整数

順列整数場合の数数の性質
2025/7/1

5円硬貨が4枚、10円硬貨が3枚、100円硬貨が2枚あるとき、これらの硬貨の一部または全部を使って支払うことができる金額は何通りあるかを求める問題です。

場合の数組み合わせ硬貨重複
2025/7/1

5円硬貨が4枚、10円硬貨が3枚、100円硬貨が2枚あるとき、これらの硬貨の一部または全部を使って支払うことができる金額は何通りあるか。

場合の数組み合わせ硬貨
2025/7/1

16%の食塩水と8%の食塩水を混ぜて、9%以上10%以下の食塩水を500g作りたい。16%の食塩水は何g以上何g以下にすればよいか。

濃度食塩水不等式文章問題
2025/7/1