正の整数$A$、$B$を6で割ったときの余りがそれぞれ1と5であるとき、以下の問いに答える。 (1) $A+3B$を6で割ったときの余りを求めよ。 (2) $AB$を6で割ったときの余りを求めよ。

算数剰余整数の性質割り算
2025/3/31

1. 問題の内容

正の整数AABBを6で割ったときの余りがそれぞれ1と5であるとき、以下の問いに答える。
(1) A+3BA+3Bを6で割ったときの余りを求めよ。
(2) ABABを6で割ったときの余りを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) AABBを6で割った余りがそれぞれ1と5なので、整数k,lk, lを用いて
A=6k+1A = 6k + 1
B=6l+5B = 6l + 5
と表せる。よって、
A+3B=(6k+1)+3(6l+5)=6k+1+18l+15=6k+18l+16=6k+6(3l)+6(2)+4=6(k+3l+2)+4A+3B = (6k + 1) + 3(6l + 5) = 6k + 1 + 18l + 15 = 6k + 18l + 16 = 6k + 6(3l) + 6(2) + 4 = 6(k + 3l + 2) + 4
したがって、A+3BA+3Bを6で割った余りは4である。
(2) AABBを6で割った余りがそれぞれ1と5なので、整数k,lk, lを用いて
A=6k+1A = 6k + 1
B=6l+5B = 6l + 5
と表せる。よって、
AB=(6k+1)(6l+5)=36kl+30k+6l+5=6(6kl+5k+l)+5AB = (6k + 1)(6l + 5) = 36kl + 30k + 6l + 5 = 6(6kl + 5k + l) + 5
したがって、ABABを6で割った余りは5である。

3. 最終的な答え

(1) 4
(2) 5

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