2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ ($a \ne 0$) の2つの解が $\alpha = \frac{1+\sqrt{3}}{2}$、$\beta = \frac{1-\sqrt{3}}{2}$ であるとき、以下の問いに答える。 (1) $\frac{c}{a}$ を求めよ。 (2) $a = 2$ のとき、もとの2次方程式を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係根の計算
2025/7/3

1. 問題の内容

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 (a0a \ne 0) の2つの解が α=1+32\alpha = \frac{1+\sqrt{3}}{2}β=132\beta = \frac{1-\sqrt{3}}{2} であるとき、以下の問いに答える。
(1) ca\frac{c}{a} を求めよ。
(2) a=2a = 2 のとき、もとの2次方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 解と係数の関係より、αβ=ca\alpha \beta = \frac{c}{a} である。
よって、ca\frac{c}{a} を求めるには、αβ\alpha \beta を計算すればよい。
αβ=1+32132\alpha \beta = \frac{1+\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{1-\sqrt{3}}{2}
αβ=(1+3)(13)4\alpha \beta = \frac{(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})}{4}
αβ=134=24=12\alpha \beta = \frac{1 - 3}{4} = \frac{-2}{4} = -\frac{1}{2}
したがって、ca=12\frac{c}{a} = -\frac{1}{2} である。
(2) 解と係数の関係より、α+β=ba\alpha + \beta = -\frac{b}{a} である。
α+β=1+32+132=1+3+132=22=1\alpha + \beta = \frac{1+\sqrt{3}}{2} + \frac{1-\sqrt{3}}{2} = \frac{1+\sqrt{3}+1-\sqrt{3}}{2} = \frac{2}{2} = 1
したがって、 ba=1-\frac{b}{a} = 1 である。
a=2a = 2 のとき、b2=1-\frac{b}{2} = 1 より、b=2b = -2 である。
また、(1)より、ca=12\frac{c}{a} = -\frac{1}{2} であり、a=2a = 2 なので、c2=12\frac{c}{2} = -\frac{1}{2} より、c=1c = -1 である。
したがって、もとの2次方程式は 2x22x1=02x^2 - 2x - 1 = 0 である。

3. 最終的な答え

(1) ca=12\frac{c}{a} = -\frac{1}{2}
(2) 2x22x1=02x^2 - 2x - 1 = 0

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