## 問題の解答

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数円順列多項係数
2025/7/4
## 問題の解答
###

1. 問題の内容

与えられた画像にある6つの問題のうち、以下の問題を解きます。
(1) 6種類の乗り物があり、3人がそれぞれ異なる乗り物に乗るとき、乗り物の選び方は何通りあるか。
(2) "mississippi" の11文字をすべて使って文字列を作るとき、文字列は何個作れるか。
(3) 8人から3人を選んで1列に並べるとき、並べ方の総数を求めよ。
(4) 大人3人と子ども5人が1列に並ぶとき、大人3人が続いて並ぶような並び方は何通りあるか。
(5) 10人の大人、8人の子どもの中から大人、子どもをそれぞれ2人ずつ選んで4人の組を作るとき、何通りの組が作れるか。
(6) 大人3人と子ども3人が輪の形に並ぶとき、大人と子どもが交互に並ぶような並び方は何通りあるか。
###

2. 解き方の手順

(1) 乗り物の選び方
* 1人目は6種類の乗り物から選べる。
* 2人目は残りの5種類の乗り物から選べる。
* 3人目は残りの4種類の乗り物から選べる。
したがって、選び方の総数は順列で計算でき、6P36P3となる。
6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120
(2) "mississippi" の文字列
* "mississippi" の文字数は11文字
* 内訳:'m': 1個, 'i': 4個, 's': 4個, 'p': 2個
同じ文字がなければ11!通りの文字列ができるが、同じ文字があるので、それらの並び順の重複をなくす必要がある。したがって、多項係数を用いて計算する。
11!1!4!4!2!=11×10×9×8×7×6×5×4×3×2×11×(4×3×2×1)×(4×3×2×1)×(2×1)\frac{11!}{1!4!4!2!} = \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{1 \times (4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (2 \times 1)}
=11×10×9×8×7×6×54×3×2×1×2=11×10×9×7×5=34650= \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1 \times 2} = 11 \times 10 \times 9 \times 7 \times 5 = 34650
(3) 8人から3人を選んで並べる
* 8人から3人を選ぶ順列を計算する。
* これは 8P38P3 で表される。
8P3=8×7×6=3368P3 = 8 \times 7 \times 6 = 336
(4) 大人が続く並び方
* 大人3人を1つのグループとして考える。
* このグループと子ども5人の合計6つのものを並べる。
* 並べ方は 6!6! 通り。
* 大人のグループ内での並び方は 3!3! 通り。
したがって、6!×3!6! \times 3!を計算する。
6!×3!=(6×5×4×3×2×1)×(3×2×1)=720×6=43206! \times 3! = (6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (3 \times 2 \times 1) = 720 \times 6 = 4320
(5) 大人と子供の選び方
* 10人の大人から2人を選ぶ組み合わせは 10C2_{10}C_2 通り。
* 8人の子供から2人を選ぶ組み合わせは 8C2_8C_2 通り。
それぞれの組み合わせの積が求める組み合わせの数。
10C2=10×92×1=45_{10}C_2 = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
8C2=8×72×1=28_8C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28
45×28=126045 \times 28 = 1260
(6) 円順列で大人と子供が交互に並ぶ
* まず大人3人を円形に並べる。円順列なので (31)!=2!=2(3-1)! = 2! = 2 通り。
* 次に子供を大人の間に並べる。子供の並び方は 3!=63! = 6 通り。
したがって、 2×6=122 \times 6 = 12
###

3. 最終的な答え

(1) 120通り
(2) 34650個
(3) 336通り
(4) 4320通り
(5) 1260通り
(6) 12通り

「確率論・統計学」の関連問題

袋の中に2が3個、0が2個、-1が1個入っている。この袋から球を1個取り出し、数字を記録して戻す。この操作を4回繰り返し、記録された数字を$a, b, c, d$とする。以下の確率を求める。 (1) ...

確率条件付き確率独立試行組み合わせ
2025/7/13

袋の中に2と書かれた球が3個、0と書かれた球が2個、-1と書かれた球が1個入っている。この袋から球を1個取り出し、取り出された球に書かれた数字を記録した後、球を袋に戻す。この操作を4回繰り返し、記録さ...

確率条件付き確率場合の数独立試行
2025/7/13

袋の中に2と書かれた球が3個、0と書かれた球が2個、-1と書かれた球が1個入っている。この袋から球を1個取り出し、取り出された球に書かれた数字を記録した後、球を袋に戻す。この操作を4回繰り返し、記録さ...

確率条件付き確率事象独立事象確率分布
2025/7/13

与えられた図の道路において、以下の問いに答える。 (1) PからQまで行く最短経路は何通りあるか。 (2) Rを通ってPからQまで行く最短経路は何通りあるか。 (3) Xを通らずにPからQまで行く最短...

組み合わせ最短経路場合の数
2025/7/13

与えられた2つのデータセットについて、それぞれ散布図を描き、$x$ と $y$ の間に相関関係があるかどうかを調べ、相関がある場合は正の相関か負の相関かを答える。

相関関係散布図データ分析
2025/7/13

変数 $x$ のデータの平均 $\bar{x}$ が 25、分散 $s_x^2$ が 16 であるとき、以下の式で定義される変数 $y$ のデータについて、平均 $\bar{y}$、分散 $s_y^2...

平均分散標準偏差データの変換
2025/7/13

20人の生徒が受けた6点満点の小テストの結果が表で与えられています。表には各得点(1点~6点)を得た人数が示されており、1点を得た人数は$a$人、4点を得た人数は$b$人です。$a$と$b$は正の整数...

平均分散統計データ分析
2025/7/13

1から8までの数字が書かれた8個の玉があります。 (1) 箱Aに2個の玉を入れる方法は何通りあるか。 (2) 箱A, B, Cにそれぞれ2個ずつ玉を入れる方法は何通りあるか。さらに、箱Aと箱Bには5以...

組み合わせ場合の数順列組み合わせ
2025/7/13

あるイベント会場の来場者1200人のうち、会場内で買い物をした人は65%、会場内で食事をした人は18%、買い物も食事もしなかった人は25%である。このとき、買い物と食事の両方をした人の数を求めよ。

集合割合パーセントベン図
2025/7/13

あるオフィスビルに通勤している150人に、そのビルに入店しているレストランPについて聞いたところ、ランチを食べたことがある人が48人、そのうちディナーも食べたことがある人が23人いた。ランチもディナー...

集合ベン図人数
2025/7/13