変数 $x$ のデータの平均 $\bar{x}$ が 25、分散 $s_x^2$ が 16 であるとき、以下の式で定義される変数 $y$ のデータについて、平均 $\bar{y}$、分散 $s_y^2$、標準偏差 $s_y$ をそれぞれ求めます。 (1) $y = x + 2$ (2) $y = 3x$ (3) $y = -2x + 4$

確率論・統計学平均分散標準偏差データの変換
2025/7/13

1. 問題の内容

変数 xx のデータの平均 xˉ\bar{x} が 25、分散 sx2s_x^2 が 16 であるとき、以下の式で定義される変数 yy のデータについて、平均 yˉ\bar{y}、分散 sy2s_y^2、標準偏差 sys_y をそれぞれ求めます。
(1) y=x+2y = x + 2
(2) y=3xy = 3x
(3) y=2x+4y = -2x + 4

2. 解き方の手順

変数の変換における平均、分散、標準偏差の性質を利用します。
(1) y=x+2y = x + 2 の場合:
* 平均:yˉ=xˉ+2\bar{y} = \bar{x} + 2
* 分散:sy2=sx2s_y^2 = s_x^2
* 標準偏差:sy=sxs_y = s_x
(2) y=3xy = 3x の場合:
* 平均:yˉ=3xˉ\bar{y} = 3\bar{x}
* 分散:sy2=32sx2=9sx2s_y^2 = 3^2 s_x^2 = 9s_x^2
* 標準偏差:sy=3sx=3sxs_y = |3|s_x = 3s_x
(3) y=2x+4y = -2x + 4 の場合:
* 平均:yˉ=2xˉ+4\bar{y} = -2\bar{x} + 4
* 分散:sy2=(2)2sx2=4sx2s_y^2 = (-2)^2 s_x^2 = 4s_x^2
* 標準偏差:sy=2sx=2sxs_y = |-2|s_x = 2s_x
それぞれのケースについて具体的な数値を代入して計算します。分散が与えられているので、標準偏差は分散の平方根で求めます。sx=sx2=16=4s_x = \sqrt{s_x^2} = \sqrt{16} = 4
(1) y=x+2y = x + 2 の場合:
* yˉ=25+2=27\bar{y} = 25 + 2 = 27
* sy2=16s_y^2 = 16
* sy=16=4s_y = \sqrt{16} = 4
(2) y=3xy = 3x の場合:
* yˉ=3×25=75\bar{y} = 3 \times 25 = 75
* sy2=9×16=144s_y^2 = 9 \times 16 = 144
* sy=3×4=12s_y = 3 \times 4 = 12
(3) y=2x+4y = -2x + 4 の場合:
* yˉ=2×25+4=50+4=46\bar{y} = -2 \times 25 + 4 = -50 + 4 = -46
* sy2=4×16=64s_y^2 = 4 \times 16 = 64
* sy=2×4=8s_y = 2 \times 4 = 8

3. 最終的な答え

(1) y=x+2y = x + 2 のとき:
* 平均 yˉ=27\bar{y} = 27
* 分散 sy2=16s_y^2 = 16
* 標準偏差 sy=4s_y = 4
(2) y=3xy = 3x のとき:
* 平均 yˉ=75\bar{y} = 75
* 分散 sy2=144s_y^2 = 144
* 標準偏差 sy=12s_y = 12
(3) y=2x+4y = -2x + 4 のとき:
* 平均 yˉ=46\bar{y} = -46
* 分散 sy2=64s_y^2 = 64
* 標準偏差 sy=8s_y = 8

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