1. 問題の内容
実数 に対して、「 または 」は、 であるための何条件かを選択する問題です。
2. 解き方の手順
まず、 または という条件をPとし、 という条件をQとします。
P Q が成り立つか、Q P が成り立つかを検討します。
(i) P Q (十分条件かどうかの確認):
または という条件から、 が導けるかを考えます。
かつ の場合のみ が成り立ちます。
または という条件だけでは は導けません。したがって、P Q は成り立ちません。
(ii) Q P (必要条件かどうかの確認):
という条件から、 または が導けるかを考えます。
と は実数なので、 かつ です。
したがって、 が成り立つためには、 かつ である必要があります。
これは、 かつ を意味します。
かつ なら、 または は明らかに成り立ちます。したがって、Q P は成り立ちます。
Q P は成り立つが、P Q は成り立たないので、「 または 」は であるための必要条件だが十分条件ではありません。
3. 最終的な答え
(c) 必要条件だが十分条件ではない