実数 $x, y$ に対して、「$x=0$ または $y=0$」は、$x^2 + y^2 = 0$ であるための何条件かを選択する問題です。

代数学必要十分条件実数不等式論理
2025/4/1

1. 問題の内容

実数 x,yx, y に対して、「x=0x=0 または y=0y=0」は、x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 であるための何条件かを選択する問題です。

2. 解き方の手順

まず、x=0x=0 または y=0y=0 という条件をPとし、x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 という条件をQとします。
P \Rightarrow Q が成り立つか、Q \Rightarrow P が成り立つかを検討します。
(i) P \Rightarrow Q (十分条件かどうかの確認):
x=0x=0 または y=0y=0 という条件から、x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 が導けるかを考えます。
x=0x=0 かつ y=0y=0 の場合のみ x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 が成り立ちます。
x=0x=0 または y=0y=0 という条件だけでは x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 は導けません。したがって、P \Rightarrow Q は成り立ちません。
(ii) Q \Rightarrow P (必要条件かどうかの確認):
x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 という条件から、x=0x=0 または y=0y=0 が導けるかを考えます。
xxyy は実数なので、x20x^2 \ge 0 かつ y20y^2 \ge 0 です。
したがって、x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 が成り立つためには、x2=0x^2 = 0 かつ y2=0y^2 = 0 である必要があります。
これは、x=0x = 0 かつ y=0y = 0 を意味します。
x=0x=0 かつ y=0y=0 なら、x=0x=0 または y=0y=0 は明らかに成り立ちます。したがって、Q \Rightarrow P は成り立ちます。
Q \Rightarrow P は成り立つが、P \Rightarrow Q は成り立たないので、「x=0x=0 または y=0y=0」は x2+y2=0x^2 + y^2 = 0 であるための必要条件だが十分条件ではありません。

3. 最終的な答え

(c) 必要条件だが十分条件ではない

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