この問題は、5つの数($\sqrt{1}+\sqrt{9}$, $\sqrt{2}+\sqrt{8}$, $\sqrt{3}+\sqrt{7}$, $\sqrt{4}+\sqrt{6}$, $\sqrt{5}+\sqrt{5}$)の大きさについて考察するものです。 (1)では、$\sqrt{1}+\sqrt{9}$と$\sqrt{2}+\sqrt{8}$を根号を使わずに表し、$\sqrt{2}=1.41$として近似値を計算します。 (2)では、与えられた2乗の計算例にならって、他の3つの数を2乗した式を$a+2\sqrt{b}$の形で表します。 (3)では、(2)の結果から、5つの数のうち4番目に大きい数とその理由を説明します。

算数平方根数の比較計算
2025/7/8

1. 問題の内容

この問題は、5つの数(1+9\sqrt{1}+\sqrt{9}, 2+8\sqrt{2}+\sqrt{8}, 3+7\sqrt{3}+\sqrt{7}, 4+6\sqrt{4}+\sqrt{6}, 5+5\sqrt{5}+\sqrt{5})の大きさについて考察するものです。
(1)では、1+9\sqrt{1}+\sqrt{9}2+8\sqrt{2}+\sqrt{8}を根号を使わずに表し、2=1.41\sqrt{2}=1.41として近似値を計算します。
(2)では、与えられた2乗の計算例にならって、他の3つの数を2乗した式をa+2ba+2\sqrt{b}の形で表します。
(3)では、(2)の結果から、5つの数のうち4番目に大きい数とその理由を説明します。

2. 解き方の手順

(1)
ア:1+9=1+3=4\sqrt{1}+\sqrt{9} = 1 + 3 = 4
イ:2+8=2+4×2=2+22=32\sqrt{2} + \sqrt{8} = \sqrt{2} + \sqrt{4 \times 2} = \sqrt{2} + 2\sqrt{2} = 3\sqrt{2}
ウ:323\sqrt{2}
エ:3×1.41=4.233 \times 1.41 = 4.23
(2)
(3+7)2=(3)2+237+(7)2=3+221+7=10+221(\sqrt{3}+\sqrt{7})^2 = (\sqrt{3})^2 + 2\sqrt{3}\sqrt{7} + (\sqrt{7})^2 = 3 + 2\sqrt{21} + 7 = 10 + 2\sqrt{21}
(4+6)2=(4)2+246+(6)2=4+224+6=10+224(\sqrt{4}+\sqrt{6})^2 = (\sqrt{4})^2 + 2\sqrt{4}\sqrt{6} + (\sqrt{6})^2 = 4 + 2\sqrt{24} + 6 = 10 + 2\sqrt{24}
(5+5)2=(5)2+255+(5)2=5+2(5)+5=5+10+5=20(\sqrt{5}+\sqrt{5})^2 = (\sqrt{5})^2 + 2\sqrt{5}\sqrt{5} + (\sqrt{5})^2 = 5 + 2(5) + 5 = 5 + 10 + 5 = 20
(3)
(2)の結果を比較すると以下のようになります。
(1+9)2=(1+3)2=42=16(\sqrt{1}+\sqrt{9})^2 = (1+3)^2 = 4^2 = 16
(2+8)2=10+216=10+2×4=10+8=18(\sqrt{2}+\sqrt{8})^2 = 10 + 2\sqrt{16} = 10 + 2 \times 4 = 10 + 8 = 18
(3+7)2=10+221(\sqrt{3}+\sqrt{7})^2 = 10 + 2\sqrt{21}
(4+6)2=10+224(\sqrt{4}+\sqrt{6})^2 = 10 + 2\sqrt{24}
(5+5)2=20(\sqrt{5}+\sqrt{5})^2 = 20
16=4,214.58,244.90\sqrt{16} = 4, \sqrt{21} \approx 4.58, \sqrt{24} \approx 4.90 なので、それぞれの2乗の値を比較すると、
① 16
② 18
10+22110+2(4.58)=10+9.16=19.1610 + 2\sqrt{21} \approx 10 + 2(4.58) = 10 + 9.16 = 19.16
10+22410+2(4.90)=10+9.8=19.810 + 2\sqrt{24} \approx 10 + 2(4.90) = 10 + 9.8 = 19.8
⑤ 20
したがって、2乗した値の大きい順に並べると、⑤, ④, ③, ②, ① となります。
元の数も同じ順序で大きくなるため、4番目に大きい数は② 2+8\sqrt{2}+\sqrt{8}です。

3. 最終的な答え

(1)
ア:4
イ:3
ウ:2\sqrt{2}
エ:4.23
(2)
10+22110+2\sqrt{21}
10+22410+2\sqrt{24}
2020
(3)
4番目に大きい数:2+8\sqrt{2}+\sqrt{8}
理由:(2)で計算した結果から、それぞれの数を2乗した値は、①16, ②18, ③10+22110+2\sqrt{21}, ④10+22410+2\sqrt{24}, ⑤20 となる。この中で4番目に大きいのは18であるから。

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