問題は2つあります。 前半は、ある仮定(「猫が好きな人はパンダも好き」「犬が嫌いな人はパンダも嫌い」)に基づいて、与えられた推論が正しいか(1)、正しくないか(2)を判断する問題です。 後半は、AとBの2人がボウリングをし、Aがストライクを出す確率が35%、Bがストライクを出す確率が20%であるとき、少なくとも一人がストライクを出す確率を求める問題です。

確率論・統計学確率排反事象確率の計算
2025/7/13

1. 問題の内容

問題は2つあります。
前半は、ある仮定(「猫が好きな人はパンダも好き」「犬が嫌いな人はパンダも嫌い」)に基づいて、与えられた推論が正しいか(1)、正しくないか(2)を判断する問題です。
後半は、AとBの2人がボウリングをし、Aがストライクを出す確率が35%、Bがストライクを出す確率が20%であるとき、少なくとも一人がストライクを出す確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

**前半の推論問題:**
まず、与えられた仮定を確認します。
* 猫が好き → パンダが好き
* 犬が嫌い → パンダが嫌い
これらの仮定に基づいて、各推論を検討します。
ア. 猫が好きな人は犬も好き。
 この推論は、仮定から導き出すことはできません。猫が好きでも犬が好きとは限りません。したがって、正しくありません。
イ. パンダが嫌いな人は猫が好き。
 仮定「猫が好き → パンダが好き」の対偶は「パンダが嫌い → 猫が嫌い」です。したがって、この推論は正しくありません。
ウ. パンダが好きな人は犬が嫌い。
 この推論は、仮定から導き出すことはできません。パンダが好きでも犬が嫌いとは限りません。したがって、正しくありません。
エ. 犬が嫌いな人は猫も嫌い。
 この推論は、仮定から導き出すことはできません。犬が嫌いでも猫が嫌いとは限りません。したがって、正しくありません。
オ. 犬が好きな人はパンダも好き。
 仮定は「犬が嫌い → パンダが嫌い」なので、「犬が好き」の場合は、パンダが好きか嫌いかは判断できません。したがって、正しくありません。
**後半の確率問題:**
少なくとも一人がストライクを出す確率は、1から誰もストライクを出さない確率を引くことで求められます。
Aがストライクを出さない確率は 10.35=0.651 - 0.35 = 0.65 です。
Bがストライクを出さない確率は 10.20=0.801 - 0.20 = 0.80 です。
AもBもストライクを出さない確率は 0.65×0.80=0.520.65 \times 0.80 = 0.52 です。
したがって、少なくとも一人がストライクを出す確率は 10.52=0.481 - 0.52 = 0.48 です。

3. 最終的な答え

前半の推論問題の答えは以下の通りです。
* ア: 2
* イ: 2
* ウ: 2
* エ: 2
* オ: 2
後半の確率問題の答えは、少なくとも一人がストライクを出す確率は48%です。

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