1. 問題の内容
問題は3つあります。
1. 順列 $9P_3$, 階乗 $7!$, 順列 $5P_0$ の値をそれぞれ計算する。
2. 大人3人と子供3人が一列に並ぶ場合の数を求める。(1)子供3人が続いて並ぶ場合、(2)大人と子供が交互に並ぶ場合。
3. 0から5までの異なる数字を使って5桁の偶数を作る場合の数を求める。
2. 解き方の手順
1. (1) 順列 $9P_3$ は、9個の中から3個を選んで並べる場合の数なので、
(2) 階乗 は、7の階乗なので、
(3) 順列 は、5個の中から0個を選んで並べる場合の数なので、
(何も選ばない並べ方は1通りと考える)
2. (1) 子供3人が続いて並ぶ場合、子供3人を1つのグループとして考え、大人3人と子供のグループの合計4つを並べる場合の数は $4!$ 通り。子供3人の並び方は $3!$ 通り。よって、
通り。
(2) 大人と子供が交互に並ぶ場合、大人と子供の人数が同じなので、大人が先に並ぶか、子供が先に並ぶかの2パターンがある。
大人が先に並ぶ場合、大人の並び方は 通り。その隙間に子供が並ぶ並び方は 通り。
子供が先に並ぶ場合も同様に、子供の並び方は 通り。その隙間に大人が並ぶ並び方は 通り。
よって、
通り。
3. 5桁の偶数を作る場合、一の位に来る数字は0, 2, 4のいずれかである。
(i) 一の位が0のとき、残りの4桁には1, 2, 3, 4, 5のいずれかの数字を入れることができる。
この場合の数は 通り。
(ii) 一の位が2または4のとき、一の位の決め方は2通り。
万の位には0以外の数字を入れる必要があるので、万の位に入れることができる数字は4通り。
残りの3桁は4個の数字から3つを選んで並べるので、 通り。
よって、この場合の数は 通り。
したがって、5桁の偶数の総数は、 通り。