確率変数 $X$ が一様分布 $U(0, 4)$ に従うとき、以下の問いに答えます。 (1) $U(0, 4)$ の確率密度関数のグラフを描きます。 (2) $1 \le X < 2$ となる確率 $P(1 \le X < 2)$ を求めます。 (3) $X > 2$ となる確率 $P(X > 2)$ を求めます。 (4) $X < 1$ となる確率 $P(X < 1)$ を求めます。

確率論・統計学確率一様分布確率密度関数積分
2025/7/14

1. 問題の内容

確率変数 XX が一様分布 U(0,4)U(0, 4) に従うとき、以下の問いに答えます。
(1) U(0,4)U(0, 4) の確率密度関数のグラフを描きます。
(2) 1X<21 \le X < 2 となる確率 P(1X<2)P(1 \le X < 2) を求めます。
(3) X>2X > 2 となる確率 P(X>2)P(X > 2) を求めます。
(4) X<1X < 1 となる確率 P(X<1)P(X < 1) を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 一様分布 U(a,b)U(a, b) の確率密度関数は、
f(x)=1baf(x) = \frac{1}{b-a} (axba \le x \le b)
f(x)=0f(x) = 0 (それ以外)
で与えられます。したがって、U(0,4)U(0, 4) の確率密度関数は、
f(x)=14f(x) = \frac{1}{4} (0x40 \le x \le 4)
f(x)=0f(x) = 0 (それ以外)
となります。これをグラフに描きます。x軸は0から4まで、y軸は1/4までの長方形のグラフとなります。
(2) 1X<21 \le X < 2 となる確率 P(1X<2)P(1 \le X < 2) は、確率密度関数を 11 から 22 まで積分することで求められます。
P(1X<2)=12f(x)dx=1214dx=14[x]12=14(21)=14P(1 \le X < 2) = \int_{1}^{2} f(x) dx = \int_{1}^{2} \frac{1}{4} dx = \frac{1}{4}[x]_{1}^{2} = \frac{1}{4}(2 - 1) = \frac{1}{4}
(3) X>2X > 2 となる確率 P(X>2)P(X > 2) は、確率密度関数を 22 から 44 まで積分することで求められます。
P(X>2)=24f(x)dx=2414dx=14[x]24=14(42)=24=12P(X > 2) = \int_{2}^{4} f(x) dx = \int_{2}^{4} \frac{1}{4} dx = \frac{1}{4}[x]_{2}^{4} = \frac{1}{4}(4 - 2) = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}
(4) X<1X < 1 となる確率 P(X<1)P(X < 1) は、確率密度関数を 00 から 11 まで積分することで求められます。
P(X<1)=01f(x)dx=0114dx=14[x]01=14(10)=14P(X < 1) = \int_{0}^{1} f(x) dx = \int_{0}^{1} \frac{1}{4} dx = \frac{1}{4}[x]_{0}^{1} = \frac{1}{4}(1 - 0) = \frac{1}{4}

3. 最終的な答え

(1) 確率密度関数のグラフは、x軸が0から4まで、y軸が1/4までの長方形。
(2) P(1X<2)=14P(1 \le X < 2) = \frac{1}{4}
(3) P(X>2)=12P(X > 2) = \frac{1}{2}
(4) P(X<1)=14P(X < 1) = \frac{1}{4}

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