ある日の数学の試験結果がA組、B組、C組の男女別に表にまとめられている。 (1) A組の平均点を求め、B組の平均点がA組の平均点と等しくなるような$x$の値を求める。 (2) C組の平均点がA組の平均点以上であり、B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上となるような$x$の値を全て求める。 (3) 後日、C組の男子2名が試験を受け、2人の合計得点を$k$点とする。当初C組の平均点がA組の平均点以上であったが、2人の点数を加えるとC組の平均点がA組の平均点より低くなった。このとき、$x$の値がただ1つに定まるような$k$の値を全て求める。
2025/7/14
1. 問題の内容
ある日の数学の試験結果がA組、B組、C組の男女別に表にまとめられている。
(1) A組の平均点を求め、B組の平均点がA組の平均点と等しくなるようなの値を求める。
(2) C組の平均点がA組の平均点以上であり、B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上となるようなの値を全て求める。
(3) 後日、C組の男子2名が試験を受け、2人の合計得点を点とする。当初C組の平均点がA組の平均点以上であったが、2人の点数を加えるとC組の平均点がA組の平均点より低くなった。このとき、の値がただ1つに定まるようなの値を全て求める。
2. 解き方の手順
(1)
A組の平均点を求める。A組の男子の合計点は点、女子の合計点は点。A組全体の人数は人。
A組の平均点は、
点。
B組の平均点を求める。B組の男子の合計点は点、女子の合計点は点。B組全体の人数は人。
B組の平均点は。
B組の平均点がA組の平均点と等しいので、
(2)
C組の平均点を求める。C組の男子の合計点は点、女子の合計点は点。C組全体の人数は人。
C組の平均点は。
C組の平均点がA組の平均点以上であるので、
。
B組の合計得点は。
C組の合計得点は。
B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上なので、
または
または
または
はの自然数なので、。
とを満たす整数は、。
(3)
2人の男子の得点を加える前、C組の平均点がA組の平均点以上なので、つまり。
2人の男子の得点を加えた後、C組の平均点がA組の平均点より低くなる。C組の人数は人となり、合計点はとなる。
を満たすがただ一つだけ存在するようにを定める。
は自然数で、を満たす。
のとき、。
のときは、C組の平均点がA組の平均点より高くなければならないので、が成り立つ必要がある。
のとき、。
は整数なので、。
がこの範囲にあるとき、のみがを満たす。
3. 最終的な答え
(1) A組の平均点は62点。
(2)
(3)