自然数 $n$ が $n$ 個連続して現れる数列 1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, ... について、以下の問いに答える。 (1) この数列の第100項目を求めよ。 (2) この数列の第100項目までの和を求めよ。

算数数列群数列
2025/7/14

1. 問題の内容

自然数 nnnn 個連続して現れる数列 1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, ... について、以下の問いに答える。
(1) この数列の第100項目を求めよ。
(2) この数列の第100項目までの和を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 第 nn 群には nnnn 個並んでいる。第 nn 群の末項は、初項から数えて 1+2+3++n=n(n+1)21 + 2 + 3 + \cdots + n = \frac{n(n+1)}{2} 項目である。
第100項目が第 nn 群に含まれるとすると、
(n1)n2<100n(n+1)2\frac{(n-1)n}{2} < 100 \le \frac{n(n+1)}{2}
となる。
(n1)n2<100\frac{(n-1)n}{2} < 100 より (n1)n<200(n-1)n < 200
n(n+1)2100\frac{n(n+1)}{2} \ge 100 より n(n+1)200n(n+1) \ge 200
nn に適当な値を代入して調べる。
n=13n=13 のとき (n1)n=12×13=156<200(n-1)n = 12 \times 13 = 156 < 200 であり、 n(n+1)=13×14=182<200n(n+1) = 13 \times 14 = 182 < 200 となり不適。
n=14n=14 のとき (n1)n=13×14=182<200(n-1)n = 13 \times 14 = 182 < 200 であり、 n(n+1)=14×15=210200n(n+1) = 14 \times 15 = 210 \ge 200 となり適する。
よって第100項目は第14群に含まれる。
第13群までの項数は 13×142=91\frac{13 \times 14}{2} = 91 である。
第100項目は、第14群の 10091=9100 - 91 = 9 番目であるから、14である。
(2) 第100項目は14なので、第1群から第14群までの和を考える。ただし、第14群はすべて足し合わせる必要はない。
第13群までの和は k=113k2=13(13+1)(2×13+1)6=13×14×276=13×7×9=819\sum_{k=1}^{13} k^2 = \frac{13(13+1)(2\times 13 + 1)}{6} = \frac{13 \times 14 \times 27}{6} = 13 \times 7 \times 9 = 819
第14群の最初の9項は 14×9=12614 \times 9 = 126
よって第100項目までの和は 819+126=945819 + 126 = 945

3. 最終的な答え

(1) 14
(2) 945

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