高さ $9.8 \,\text{m}$ のビルの屋上から水平方向に初速度 $9.8 \,\text{m/s}$ で小球を投げ出したとき、小球が地面に落下するまでの時間と、水平到達距離を求める問題です。重力加速度の大きさは $g = 9.8 \,\text{m/s}^2$ とします。$\sqrt{2} = 1.41$ を使用し、答えは有効数字2桁で求めます。

応用数学物理運動自由落下等速運動水平投射
2025/3/10

1. 問題の内容

高さ 9.8m9.8 \,\text{m} のビルの屋上から水平方向に初速度 9.8m/s9.8 \,\text{m/s} で小球を投げ出したとき、小球が地面に落下するまでの時間と、水平到達距離を求める問題です。重力加速度の大きさは g=9.8m/s2g = 9.8 \,\text{m/s}^2 とします。2=1.41\sqrt{2} = 1.41 を使用し、答えは有効数字2桁で求めます。

2. 解き方の手順

まず、落下時間を求めます。鉛直方向の運動は自由落下なので、落下距離 hh は以下の式で表されます。
h=12gt2h = \frac{1}{2}gt^2
ここで、h=9.8mh = 9.8 \,\text{m}g=9.8m/s2g = 9.8 \,\text{m/s}^2 を代入して、tt について解きます。
9.8=12×9.8×t29.8 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2
t2=9.8×29.8=2t^2 = \frac{9.8 \times 2}{9.8} = 2
t=2=1.41t = \sqrt{2} = 1.41
有効数字2桁で表すと、落下時間 tt1.4s1.4 \,\text{s} です。
次に、水平到達距離を求めます。水平方向には等速運動をするので、水平到達距離 LL は、初速度 v0v_0 と落下時間 tt を用いて、以下の式で表されます。
L=v0tL = v_0 t
v0=9.8m/sv_0 = 9.8 \,\text{m/s}t=1.4st = 1.4 \,\text{s} を代入すると、
L=9.8×1.4=13.72L = 9.8 \times 1.4 = 13.72
有効数字2桁で表すと、水平到達距離 LL14m14 \,\text{m} です。

3. 最終的な答え

落下時間: 1.4s1.4 \,\text{s}
水平到達距離: 14m14 \,\text{m}

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