## 1. 問題の内容

解析学微分接線傾き二次関数
2025/7/18
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1. 問題の内容

一つ目の問題は、点 C(1,1)C(1, -1) から関数 y=x2xy = x^2 - x のグラフに引いた接線の方程式を求める問題です。
二つ目の問題は、点 PP が放物線 y=x2y = -x^2 上にあり、点 Q(5,1)Q(-5, 1) と点 PP を通る直線が、点 PP における放物線 y=x2y = -x^2 の接線と直交するとき、点 PP の座標を求める問題です。
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2. 解き方の手順

### 一つ目の問題:

1. **接点の仮定:** 求める接線の接点を $(t, t^2 - t)$ とおきます。

2. **微分:** 関数 $y = x^2 - x$ を微分すると、$y' = 2x - 1$ となります。

3. **接線の傾き:** 接点 $(t, t^2 - t)$ における接線の傾きは、$2t - 1$ です。

4. **接線の方程式:** 接線の方程式は、$y - (t^2 - t) = (2t - 1)(x - t)$ と表されます。

5. **点の代入:** 接線が点 $C(1, -1)$ を通るので、接線の方程式に $x = 1$, $y = -1$ を代入します。

1(t2t)=(2t1)(1t)-1 - (t^2 - t) = (2t - 1)(1 - t)

6. **tの計算:** 上の式を整理して、$t$ について解きます。

1t2+t=2t12t2+t-1 - t^2 + t = 2t - 1 - 2t^2 + t
t22t=0t^2 - 2t = 0
t(t2)=0t(t - 2) = 0
よって、t=0,2t = 0, 2 となります。

7. **接線の方程式を求める:** $t = 0$ のとき、接点は $(0, 0)$ で、接線の傾きは $-1$ なので、接線の方程式は $y = -x$ です。

t=2t = 2 のとき、接点は (2,2)(2, 2) で、接線の傾きは 33 なので、接線の方程式は y2=3(x2)y - 2 = 3(x - 2) より y=3x4y = 3x - 4 です。
### 二つ目の問題:

1. **点Pの仮定:** 点 $P$ の座標を $(t, -t^2)$ とおきます。

2. **微分:** 関数 $y = -x^2$ を微分すると、$y' = -2x$ となります。

3. **接線の傾き:** 点 $P(t, -t^2)$ における接線の傾きは、$-2t$ です。

4. **直線PQの傾き:** 点 $Q(-5, 1)$ と点 $P(t, -t^2)$ を通る直線の傾きは、$\frac{-t^2 - 1}{t - (-5)} = \frac{-t^2 - 1}{t + 5}$ です。

5. **直交条件:** 接線と直線 $PQ$ が直交するので、それらの傾きの積は $-1$ となります。

(2t)t21t+5=1(-2t) \cdot \frac{-t^2 - 1}{t + 5} = -1

6. **tの計算:** 上の式を整理して、$t$ について解きます。

2t(t2+1)=(t+5)2t(t^2 + 1) = -(t + 5)
2t3+2t=t52t^3 + 2t = -t - 5
2t3+3t+5=02t^3 + 3t + 5 = 0
(t+1)(2t22t+5)=0(t + 1)(2t^2 - 2t + 5) = 0
t=1t = -1 のみが実数解となります(2t22t+5=02t^2 - 2t + 5 = 0 は判別式が負なので実数解を持ちません)。

7. **Pの座標を求める:** $t = -1$ なので、点 $P$ の座標は $(-1, -(-1)^2) = (-1, -1)$ です。

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3. 最終的な答え

一つ目の問題の答え:
y=xy = -x および y=3x4y = 3x - 4
二つ目の問題の答え:
P(1,1)P(-1, -1)

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