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1. 問題の内容
(1) 線分ABを1:2に内分する点をC、2:1に外分する点をDとする。AB = 6 cm のとき、AC, BD, CDの長さを求める。
(2) 点Oは三角形ABCの外心である。角OBC = 35°、角OCA = 30°のとき、角OABの大きさをxとして、xを求める。
(3) 点Iは三角形ABCの内心である。角IBC = 28°、角ICB = 25°のとき、角BAIの大きさをxとして、xを求める。
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2. 解き方の手順
**(1) 線分の内分点・外分点**
* ACの長さ:
Cは線分ABを1:2に内分するので、となる。
cmなので、 cm。
* BDの長さ:
Dは線分ABを2:1に外分するので、である。
cm。
* CDの長さ:
となる。
cm。
**(2) 外心**
* 外心は三角形の各辺の垂直二等分線の交点であり、外心から各頂点までの距離は等しい(外接円の半径)。
* したがって、三角形OBC、三角形OCA、三角形OABはそれぞれ二等辺三角形である。
* 角OBC = 35°なので、角OCB = 35°
* 角OCA = 30°なので、角OAC = 30°
* 三角形の内角の和は180°なので、三角形ABCにおいて、角ABC + 角BCA + 角CAB = 180°
* 角ABC = 角OBC + 角OBA = 35° + x
* 角BCA = 角OCB + 角OCA = 35° + 30° = 65°
* 角CAB = 角OAC + 角OAB = 30° + x
* したがって、35° + x + 65° + 30° + x = 180°
* 2x + 130° = 180°
* 2x = 50°
* x = 25°
**(3) 内心**
* 内心は三角形の各内角の二等分線の交点である。
* したがって、AI、BI、CIはそれぞれ角A、角B、角Cの二等分線である。
* 角IBC = 28°なので、角ABC = 2 \* 28° = 56°
* 角ICB = 25°なので、角ACB = 2 \* 25° = 50°
* 三角形の内角の和は180°なので、三角形ABCにおいて、角ABC + 角BCA + 角CAB = 180°
* 56° + 50° + 角CAB = 180°
* 角CAB = 180° - 56° - 50° = 74°
* AIは角CABの二等分線なので、角BAI = 74°/2 = 37°
* したがって、x = 37°
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3. 最終的な答え
(1) AC = 2 cm, BD = 6 cm, CD = 14 cm
(2) x = 25 °
(3) x = 37 °