関数 $f(x) = -x^2 + 2ax + 3$ (ただし、$0 \le x \le 2$) の最大値を、次の3つの場合に分けて求める問題です。 (1) $a \le 0$ のとき (2) $0 \le a \le 2$ のとき (3) $a \ge 2$ のとき

代数学二次関数最大値場合分け平方完成
2025/7/24

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2+2ax+3f(x) = -x^2 + 2ax + 3 (ただし、0x20 \le x \le 2) の最大値を、次の3つの場合に分けて求める問題です。
(1) a0a \le 0 のとき
(2) 0a20 \le a \le 2 のとき
(3) a2a \ge 2 のとき

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
f(x)=x2+2ax+3=(x22ax)+3=(x22ax+a2a2)+3=(xa)2+a2+3f(x) = -x^2 + 2ax + 3 = -(x^2 - 2ax) + 3 = -(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) + 3 = -(x-a)^2 + a^2 + 3
よって、関数 f(x)f(x) の頂点の座標は (a,a2+3)(a, a^2 + 3) となります。
(1) a0a \le 0 のとき
定義域 0x20 \le x \le 2 において、f(x)f(x) は減少関数となるため、x=0x=0 で最大値をとります。
最大値は f(0)=02+2a(0)+3=3f(0) = -0^2 + 2a(0) + 3 = 3 となります。
(2) 0a20 \le a \le 2 のとき
頂点のx座標 aa が定義域 0x20 \le x \le 2 に含まれるため、x=ax=a で最大値をとります。
最大値は f(a)=a2+3f(a) = a^2 + 3 となります。
(3) a2a \ge 2 のとき
定義域 0x20 \le x \le 2 において、f(x)f(x) は増加関数となるため、x=2x=2 で最大値をとります。
最大値は f(2)=22+2a(2)+3=4+4a+3=4a1f(2) = -2^2 + 2a(2) + 3 = -4 + 4a + 3 = 4a - 1 となります。

3. 最終的な答え

(1) a0a \le 0 のとき、最大値は 33
(2) 0a20 \le a \le 2 のとき、最大値は a2+3a^2 + 3
(3) a2a \ge 2 のとき、最大値は 4a14a - 1

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