$x$ が $-\frac{1}{2} < x < \frac{1}{2}$ を満たす実数のとき、無限等比級数 $1 + 2x + 4x^2 + 8x^3 + \dots$ の和を求める。

代数学無限等比級数級数の和等比数列収束
2025/7/28

1. 問題の内容

xx12<x<12-\frac{1}{2} < x < \frac{1}{2} を満たす実数のとき、無限等比級数 1+2x+4x2+8x3+1 + 2x + 4x^2 + 8x^3 + \dots の和を求める。

2. 解き方の手順

与えられた無限級数は、1,2x,4x2,8x3,1, 2x, 4x^2, 8x^3, \dots という項が続く等比級数です。
この級数の初項 aa11 であり、公比 rr2x1=2x\frac{2x}{1} = 2x です。
無限等比級数が収束するための条件は、公比の絶対値が1より小さいこと、すなわち r<1|r| < 1 です。
問題では、12<x<12-\frac{1}{2} < x < \frac{1}{2} という条件が与えられています。この条件より、
2x=2x<212=1|2x| = 2|x| < 2 \cdot \frac{1}{2} = 1 となり、 r=2x<1|r| = |2x| < 1 が成り立ちます。
したがって、与えられた無限等比級数は収束します。
無限等比級数の和 SS は、初項 aa と公比 rr を用いて、
S=a1rS = \frac{a}{1 - r}
と表されます。
この問題の場合、a=1a = 1r=2xr = 2x なので、
S=112xS = \frac{1}{1 - 2x}

3. 最終的な答え

112x\frac{1}{1-2x}

「代数学」の関連問題

与えられた数式 $24x^2y \div (-9xy)$ を簡略化します。

式の簡略化分数式代数
2025/7/28

与えられた複素数について、2種類の極形式で表現する問題です。対象となる複素数は以下の4つです。 (1) $-3 + 3\sqrt{3}i$ (2) $-i$ (3) $-5$ (4) $\frac{2...

複素数極形式絶対値偏角
2025/7/28

問題は、式 $8xy \div 2x$ を計算することです。

式の計算単項式簡約化
2025/7/28

与えられた数式 $8xy \div 2x \times \frac{1}{2x}$ を計算し、簡略化された形を求める問題です。

式の計算代数式約分分数式
2025/7/28

与えられた式 $4yx(-2x)^2$ を簡略化して計算します。

式の簡略化代数式指数法則
2025/7/28

問題は、$\log_3 x^{\log_3 x}$ を簡単にすることです。

対数対数の性質指数法則式の計算
2025/7/28

与えられた式 $6a \times (-3bc)$ を計算します。

式の計算単項式文字式
2025/7/28

次の6つの式を因数分解する問題です。 (1) $(a-b)^2 - c^2$ (2) $25x^2 - 4a^2 + 4a - 1$ (3) $(a+b)^2 - 6(a+b) + 5$ (4) $(...

因数分解式の展開二乗の差置換
2025/7/28

与えられた式 $\frac{2a+b}{2} - \frac{3a-b}{5}$ を計算して、最も簡単な形で表す。

式の計算分数分配法則同類項
2025/7/28

$x = 2 - \sqrt{3}$ のとき、$x + \frac{1}{x}$、$x^2 + \frac{1}{x^2}$、$x^3 + \frac{1}{x^3}$ の値をそれぞれ求める問題です。

式の計算有理化展開代入
2025/7/28