大、中、小の3つのサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合の数を求めます。 (1) 目の積が3の倍数になる場合 (2) 目の積が6の倍数になる場合
2025/7/28
1. 問題の内容
大、中、小の3つのサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合の数を求めます。
(1) 目の積が3の倍数になる場合
(2) 目の積が6の倍数になる場合
2. 解き方の手順
(1) 目の積が3の倍数になる場合
積が3の倍数になるのは、少なくとも1つのサイコロの目が3の倍数(3または6)であるときです。
まずは、すべての目の出方の総数を求めます。各サイコロは1から6の目が出るので、全事象は 通りです。
次に、3の倍数が出ない場合を考えます。3の倍数でない目は1, 2, 4, 5の4通りです。したがって、3つのサイコロすべてが3の倍数でない目の出る場合の数は 通りです。
したがって、少なくとも1つのサイコロの目が3の倍数である場合の数は、全事象からすべてが3の倍数でない場合を引いたものです。
(2) 目の積が6の倍数になる場合
積が6の倍数になるのは、積が2の倍数かつ3の倍数であるときです。
6の倍数となる条件を考えるのは難しいので、余事象を利用します。
まず、全体の場合の数は 通りです。
次に、積が6の倍数にならない場合を考えます。積が6の倍数にならないのは、
(i) 3の倍数が含まれないか、(ii) 2の倍数が含まれないか、または (iii) 2の倍数も3の倍数も含まれないか、のいずれかです。
(i) 3の倍数を含まない場合:1, 2, 4, 5の4つの目から3つのサイコロの目を決めるので、通り
(ii) 2の倍数を含まない場合:1, 3, 5の3つの目から3つのサイコロの目を決めるので、通り
(iii) 2の倍数も3の倍数も含まない場合:1, 5の2つの目から3つのサイコロの目を決めるので、通り
(i)または(ii)の場合を考えるとき、(iii)が重複しているので、包除原理を使います。
したがって、積が6の倍数とならない場合は、通りです。
したがって、積が6の倍数になるのは、通りです。
3. 最終的な答え
(1) 152通り
(2) 133通り