与えられたデータセットに対して、第1四分位数 $Q_1$、第2四分位数 $Q_2$(中央値)、第3四分位数 $Q_3$を求める問題です。

確率論・統計学四分位数統計データ分析
2025/7/28

1. 問題の内容

与えられたデータセットに対して、第1四分位数 Q1Q_1、第2四分位数 Q2Q_2(中央値)、第3四分位数 Q3Q_3を求める問題です。

2. 解き方の手順

各データセットについて、以下の手順で四分位数を求めます。
* **手順1:データの並び替え**
データが小さい順に並んでいるか確認します。並んでいない場合は、並び替えます。この問題では、全てのデータがすでに小さい順に並んでいます。
* **手順2:中央値 (Q2Q_2) の計算**
* データの個数が奇数の場合、中央値は真ん中の値です。
* データの個数が偶数の場合、中央値は真ん中の2つの値の平均です。
* **手順3:第1四分位数 (Q1Q_1) の計算**
中央値より小さいデータの中央値を求めます。
* データ数が奇数の場合、中央値を含めずに計算します。
* データ数が偶数の場合、中央値を計算に含めずに計算します。
* **手順4:第3四分位数 (Q3Q_3) の計算**
中央値より大きいデータの中央値を求めます。
* データ数が奇数の場合、中央値を含めずに計算します。
* データ数が偶数の場合、中央値を計算に含めずに計算します。
(1) データ:9, 15, 17, 22, 29, 31, 40, 43
データの個数は8個 (偶数)。
Q2Q_2: (22+29)/2=25.5(22 + 29) / 2 = 25.5
Q1Q_1: (15+17)/2=16(15 + 17) / 2 = 16
Q3Q_3: (31+40)/2=35.5(31 + 40) / 2 = 35.5
(2) データ:8, 11, 20, 23, 24, 31, 42, 44, 55, 58
データの個数は10個 (偶数)。
Q2Q_2: (24+31)/2=27.5(24 + 31) / 2 = 27.5
Q1Q_1: (11+20)/2=15.5(11 + 20) / 2 = 15.5
Q3Q_3: (44+55)/2=49.5(44 + 55) / 2 = 49.5
(3) データ:10, 12, 18, 21, 31, 33, 42, 45, 48, 52, 56
データの個数は11個 (奇数)。
Q2Q_2: 33
Q1Q_1: 18
Q3Q_3: 48
(4) データ:3, 9, 12, 14, 34, 38, 41, 42, 45, 52, 54, 59, 64
データの個数は13個 (奇数)。
Q2Q_2: 41
Q1Q_1: 12
Q3Q_3: 52

3. 最終的な答え

(1) Q1=16Q_1 = 16, Q2=25.5Q_2 = 25.5, Q3=35.5Q_3 = 35.5
(2) Q1=15.5Q_1 = 15.5, Q2=27.5Q_2 = 27.5, Q3=49.5Q_3 = 49.5
(3) Q1=18Q_1 = 18, Q2=33Q_2 = 33, Q3=48Q_3 = 48
(4) Q1=12Q_1 = 12, Q2=41Q_2 = 41, Q3=52Q_3 = 52

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