1から5までの番号札が、それぞれの番号の数だけ用意されている。この中から1枚を取り出すとき、次のどちらを選ぶ方が得か。 (1) 出た番号と同じ枚数の10円硬貨をもらう。 (2) 5の番号が出たときだけ100円をもらう。

確率論・統計学期待値確率確率分布
2025/7/28

1. 問題の内容

1から5までの番号札が、それぞれの番号の数だけ用意されている。この中から1枚を取り出すとき、次のどちらを選ぶ方が得か。
(1) 出た番号と同じ枚数の10円硬貨をもらう。
(2) 5の番号が出たときだけ100円をもらう。

2. 解き方の手順

まず、番号札の総数を確認する。1の札は1枚、2の札は2枚、3の札は3枚、4の札は4枚、5の札は5枚なので、合計で 1+2+3+4+5=151 + 2 + 3 + 4 + 5 = 15 枚の札がある。
次に、それぞれの選択肢における期待値を計算する。
(1) の期待値:
1の札が出る確率は 1/151/15 で、もらえる金額は10円。
2の札が出る確率は 2/152/15 で、もらえる金額は20円。
3の札が出る確率は 3/153/15 で、もらえる金額は30円。
4の札が出る確率は 4/154/15 で、もらえる金額は40円。
5の札が出る確率は 5/155/15 で、もらえる金額は50円。
したがって、(1)の期待値は、
E1=(1/15)×10+(2/15)×20+(3/15)×30+(4/15)×40+(5/15)×50E_1 = (1/15) \times 10 + (2/15) \times 20 + (3/15) \times 30 + (4/15) \times 40 + (5/15) \times 50
E1=(10+40+90+160+250)/15=550/15=110/336.67E_1 = (10 + 40 + 90 + 160 + 250) / 15 = 550 / 15 = 110 / 3 \approx 36.67
(2) の期待値:
5の札が出る確率は 5/15=1/35/15 = 1/3 で、もらえる金額は100円。
したがって、(2)の期待値は、
E2=(5/15)×100=100/333.33E_2 = (5/15) \times 100 = 100 / 3 \approx 33.33
E1>E2E_1 > E_2 であるため、(1) を選ぶ方が得である。

3. 最終的な答え

1. 出た番号と同じ枚数の10円硬貨をもらう方

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