ド・モルガンの法則を用いて、集合に関する等式 $\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cup \overline{C}$ を証明せよ。

離散数学集合論ド・モルガンの法則集合の演算
2025/7/29

1. 問題の内容

ド・モルガンの法則を用いて、集合に関する等式 (AB)C=(AB)C\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cup \overline{C} を証明せよ。

2. 解き方の手順

ド・モルガンの法則 (AB)=AB\overline{(A \cup B)} = \overline{A} \cap \overline{B} を用いて、左辺を変形していく。
まず、左辺の (AB)\overline{(A \cup B)} にド・モルガンの法則を適用すると、以下のようになる。
(AB)C=(AB)C\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cap \overline{C}
ここで、結合法則により、括弧を外すことができる。
(AB)C=ABC(\overline{A} \cap \overline{B}) \cap \overline{C} = \overline{A} \cap \overline{B} \cap \overline{C}
次に、再度、結合法則を利用して、括弧を付ける位置を変える。
ABC=(AB)C\overline{A} \cap \overline{B} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cup \overline{C}

3. 最終的な答え

(AB)C=(AB)C=ABC=(AB)C\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cap \overline{C} = \overline{A} \cap \overline{B} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cup \overline{C}
したがって、 (AB)C=(AB)C\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \cup \overline{C} が証明された。

「離散数学」の関連問題

「SCHOOL」という6つの文字(S, C, H, O, O, L)を並べる順列に関する問題です。 (1) 6つの文字をすべて並べる場合の数を求めます。 (2) HとLが隣り合うように並べる場合の数を...

順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/7/29

8人を以下の方法で分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 4人、3人、1人の3つのグループに分ける。 (2) 3人、3人、2人の3つのグループに分ける。 (3) 2人ずつの4つのグループに分ける。

組み合わせ場合の数順列
2025/7/29

4種類の文字a, b, c, d から重複を許して指定された個数だけ選び、1列に並べる場合の文字列の総数を求める問題です。 (1) 2個の場合 (2) 3個の場合

組み合わせ重複組合せ場合の数数列
2025/7/29

大人5人と子供5人が輪の形に並ぶとき、大人と子供が交互に並ぶ並び方は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ円順列場合の数
2025/7/29

問題は、次の2つの並べ方の総数を求めることです。 (1) 5個の数字1, 2, 3, 4, 5のすべてを1列に並べる場合の数。 (2) 7個の文字A, B, C, D, E, F, Gのすべてを1列に...

順列組み合わせ階乗場合の数
2025/7/29

右の図の6つの領域を4色すべてを使って塗り分ける場合の数を求める問題です。ただし、隣り合う領域は異なる色で塗る必要があります。同じ色を何回使ってもよいという条件があります。

場合の数塗り分け
2025/7/29

ド・モルガンの法則を用いて、等式 $(A \cup B)^C = \bar{A} \cap \bar{B}$ を証明せよ。 そして、$(A \cup B)^C = (\bar{A} \cap \bar...

集合論ド・モルガンの法則補集合論理
2025/7/29

この問題は、写像に関する定理とその証明の穴埋め問題です。具体的には、(1)定理の仮定部分にある3つの空欄を埋め、(2)与えられた定理の証明の未完成部分を完成させる必要があります。

写像単射合成写像証明
2025/7/29

問題は、複数の球がひもでつながれている図が与えられ、以下の条件を満たす球の塗り分け方を求めるものです。 * それぞれの球を、用意した5色(赤、青、黄、緑、紫)のうちのいずれか1色で塗る。 * 1本のひ...

組み合わせグラフ彩色数え上げ場合の数
2025/7/29

9人の生徒を、指定された人数構成のグループに分ける場合の数を計算する問題です。 具体的には、 - 4人と5人の2つの組に分ける方法 - 4人と3人と2人の3つの組に分ける方法 - 3人ずつA,B,Cの...

組み合わせ場合の数順列組合せ論
2025/7/29