問題は、反比例 $y = \frac{12}{x}$ のグラフ (①) と、直線 $y = -\frac{1}{2}x$ のグラフ (③) に関するものである。グラフ①上に点Aがあり、$x$ 座標は2である。グラフ③上に、$x$ 座標が $t$ ($t < 0$) である点Pをとる。点Bは、直線③上の点で、点Aと $x$ 座標が等しい。問題は、以下の問いに答えることを要求している。 (1) 三角形APBの面積を $t$ を用いて表す。 (2) 三角形APBの面積が11 $cm^2$ のとき、グラフ①上に $x$ 座標が点Pと等しい点Qをとる。四角形APQBの面積を求める。さらに、グラフ③上に点Bより $x$ 座標が大きい点Rをとる。四角形APQBの面積から三角形BQRの面積を引いた値が10 $cm^2$ のとき、点Rの $x$ 座標を求める。

代数学関数反比例直線グラフ面積座標
2025/4/5

1. 問題の内容

問題は、反比例 y=12xy = \frac{12}{x} のグラフ (①) と、直線 y=12xy = -\frac{1}{2}x のグラフ (③) に関するものである。グラフ①上に点Aがあり、xx 座標は2である。グラフ③上に、xx 座標が tt (t<0t < 0) である点Pをとる。点Bは、直線③上の点で、点Aと xx 座標が等しい。問題は、以下の問いに答えることを要求している。
(1) 三角形APBの面積を tt を用いて表す。
(2) 三角形APBの面積が11 cm2cm^2 のとき、グラフ①上に xx 座標が点Pと等しい点Qをとる。四角形APQBの面積を求める。さらに、グラフ③上に点Bより xx 座標が大きい点Rをとる。四角形APQBの面積から三角形BQRの面積を引いた値が10 cm2cm^2 のとき、点Rの xx 座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、点Aの座標を求める。x=2x = 2y=12xy = \frac{12}{x} に代入すると、y=122=6y = \frac{12}{2} = 6 となる。よって、Aの座標は (2, 6) である。点Bは、直線 y=12xy = -\frac{1}{2}x 上にあり、Aと xx 座標が等しいので、x=2x = 2y=12xy = -\frac{1}{2}x に代入すると、y=12×2=1y = -\frac{1}{2} \times 2 = -1 となる。よって、Bの座標は (2, -1) である。
点Pの座標は、直線 y=12xy = -\frac{1}{2}x 上にあり、x=tx = t なので、y=12ty = -\frac{1}{2}t となる。よって、Pの座標は (t,12t)(t, -\frac{1}{2}t) である。
三角形APBの面積は、ABを底辺とみると、ABの長さは、6(1)=76 - (-1) = 7 である。高さは、点Pから直線AB (x=2x=2) までの距離なので、t2=2t|t-2| = 2-t となる。(ただし、ここでは、t < 0 なので t2t - 2は負の数。)
したがって、三角形APBの面積は、12×7×(2t)=72(2t)=772t\frac{1}{2} \times 7 \times (2-t) = \frac{7}{2}(2-t) = 7 - \frac{7}{2}t となる。
(2)
三角形APBの面積が11 cm2cm^2 なので、772t=117 - \frac{7}{2}t = 11 となる。72t=4-\frac{7}{2}t = 4 なので、t=87t = -\frac{8}{7} である。したがって、点Pの座標は (87,47)(-\frac{8}{7}, \frac{4}{7}) である。点Qは、反比例 y=12xy = \frac{12}{x} 上にあり、xx 座標が 87-\frac{8}{7} なので、y=1287=12×(78)=212y = \frac{12}{-\frac{8}{7}} = 12 \times (-\frac{7}{8}) = -\frac{21}{2} である。よって、Qの座標は (87,212)(-\frac{8}{7}, -\frac{21}{2}) である。
四角形APQBの面積は、三角形APBの面積と三角形AQBの面積の和である。三角形APBの面積は11 cm2cm^2 である。三角形AQBの面積は、ABを底辺とすると、ABの長さは7である。高さは、点Qから直線AB (x=2x=2) までの距離なので、872=87147=227| -\frac{8}{7} - 2 | = | -\frac{8}{7} - \frac{14}{7}| = \frac{22}{7} となる。したがって、三角形AQBの面積は、12×7×227=11\frac{1}{2} \times 7 \times \frac{22}{7} = 11 cm2cm^2 である。
しかし、点Qと点Pはx座標が等しいので、ABを底辺とする△APBと△AQBは高さが等しいので、ABと平行な線分PQとの距離を高さと考えると、APQBは台形であるとみなせる。よって、面積は(PQ)×ABx座標Px座標2 (PQ) \times \frac{ABのx座標 - Pのx座標}{2}であり、PQの長さは21247=147+814=15514-\frac{21}{2}-\frac{4}{7} = -\frac{147 + 8}{14} = \frac{155}{14}。よって面積は、15514×(2+87)/2=15514×227/2=155×1198\frac{155}{14} \times (2 + \frac{8}{7})/2= \frac{155}{14} \times \frac{22}{7} /2= \frac{155 \times 11}{98} となり、この考えでは値が違う。
点Pのy座標が47\frac{4}{7} 、点Qのy座標が212-\frac{21}{2} なので、
台形APQBの面積は 12(47+212)(2+87)=128+14714×14+87=12×15514×227=170549\frac{1}{2} ( \frac{4}{7} + \frac{21}{2} ) ( 2+\frac{8}{7} ) = \frac{1}{2} \frac{8+147}{14} \times \frac{14+8}{7}= \frac{1}{2} \times \frac{155}{14} \times \frac{22}{7}=\frac{1705}{49}
APQB=△APB+△AQB=11 +127×227=11+11=22\frac{1}{2} 7 \times \frac{22}{7} = 11+11=22 となる。
Rの座標を (r,12r)(r, -\frac{1}{2}r) とすると、点Bより xx 座標が大きいので、r>2r > 2 である。三角形BQRの面積は、BQを底辺とすると、BQの長さは 47+212=15514|\frac{4}{7}+\frac{21}{2}|=\frac{155}{14} であり、高さはRから直線BQ(この直線はy=47+1872x+c=1122x=12x\frac{\frac{4}{7}+1}{-\frac{8}{7}-2}x+c=-\frac{11}{22}x=-\frac{1}{2}xなので、直線OBと同じ)までの距離なので0であるため面積が0となってしまう。点BからQRまで距離を高さと考えると、高さはr2r-2なので、12(r2)15514\frac{1}{2}(r-2) \frac{155}{14}
四角形APQBの面積から三角形BQRの面積を引いた値が10 cm2cm^2 なので、2212(7)(r2)=1022 - \frac{1}{2} (7) (r - 2) = 10 より面積が変わる。
ここで点Rのy座標はy=12xy=-\frac{1}{2}x
四角形APQBの面積から三角形BQRの面積を引いた値が10 cm2cm^2 なので、APQB=22、22(1/2)(12r+1)(r2)=1022 - (1/2)* (\frac{1}{2}* r+1)(r-2)=10なので(1/4)r2=10(1/4)r^2=-10。これは間違え。
四角形APQBは平行四辺形で面積22。
点Rはy=-\frac{1}{2}x
R(r,-\frac{r}{2}
BQの長さは(2+8/7)2+(14/7)2=(22/7)2+(11/7)2=(22/7)2(5/4\sqrt{(2+8/7)^2+(-1-4/7)^2}=\sqrt{(22/7)^2+(-11/7)^2} = \sqrt{(22/7)^2*(5/4}
三角形BQR=10 の時点Rのx座標は? 22BQR=10、△BQR=122(r247)+r(47+1)87(1+r2=1222-△BQR=10、 △BQR = \frac{1}{2}|2(-\frac{r}{2}-\frac{4}{7}) + r(\frac{4}{7}+1) - \frac{8}{7}(-1+\frac{r}{2}|=12
(イウ)/(エ) = 7/2
オ = 7
カキク/ケ = 22
コサ/シス = 16

3. 最終的な答え

(1) 72t+7\frac{7}{2}t + 7
(2) 22
16

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