ロピタルの定理を用いて、次の二つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to 0} \frac{\sin^{-1} x}{x}$ (2) $\lim_{x \to 0} \frac{\log(e^x+1) - \frac{1}{2}x - \log 2}{e^x - x - 1}$
2025/7/30
1. 問題の内容
ロピタルの定理を用いて、次の二つの極限を求める問題です。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1) の場合:
のとき、 かつ なので、 の不定形です。したがって、ロピタルの定理を適用できます。
の微分は であり、 の微分は 1 です。
よって、
のとき、 なので、 となります。
したがって、
(2) の場合:
のとき、 、 なので、分子は となります。
また、 のとき、 なので、分母は となります。
したがって、 の不定形なので、ロピタルの定理を適用できます。
分子の微分は です。
分母の微分は です。
よって、
のとき、 なので、分子は となります。
のとき、 なので、分母は となります。
再度 の不定形なので、ロピタルの定理を適用します。
分子の微分は です。
分母の微分は です。
よって、
のとき、 なので、
3. 最終的な答え
(1) 1
(2)