2つの自然数 $m, n$ が $m^2 - n^2 = 28$ を満たすとき、$m$ と $n$ の値を求める問題です。

代数学因数分解整数問題方程式
2025/7/30

1. 問題の内容

2つの自然数 m,nm, nm2n2=28m^2 - n^2 = 28 を満たすとき、mmnn の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

m2n2=28m^2 - n^2 = 28 は、因数分解を用いて (m+n)(mn)=28(m+n)(m-n) = 28 と変形できます。
mmnn は自然数なので、m+nm+nmnm-n も整数です。また、m+n>0m+n > 0 であり、m+n>mnm+n > m-n です。
28の約数の組は、(1, 28), (2, 14), (4, 7)です。
したがって、m+nm+nmnm-n の組み合わせは以下の通りです。
* m+n=28,mn=1m+n = 28, m-n = 1
* m+n=14,mn=2m+n = 14, m-n = 2
* m+n=7,mn=4m+n = 7, m-n = 4
それぞれの組み合わせについて、mmnn を求めます。
* 場合1: m+n=28,mn=1m+n = 28, m-n = 1
この2つの式を足すと 2m=292m = 29 となるので、m=292m = \frac{29}{2} となり、整数になりません。したがってこの組み合わせは不適です。
* 場合2: m+n=14,mn=2m+n = 14, m-n = 2
この2つの式を足すと 2m=162m = 16 となるので、m=8m = 8 となります。
m=8m=8m+n=14m+n = 14 に代入すると、8+n=148 + n = 14 となり、n=6n = 6 となります。
* 場合3: m+n=7,mn=4m+n = 7, m-n = 4
この2つの式を足すと 2m=112m = 11 となるので、m=112m = \frac{11}{2} となり、整数になりません。したがってこの組み合わせは不適です。
したがって、条件を満たすのは m=8,n=6m=8, n=6 のみです。

3. 最終的な答え

m=8,n=6m = 8, n = 6

「代数学」の関連問題

単項式 $4x^3y^2$ の係数と次数を求める問題です。

単項式係数次数多項式
2025/7/31

多項式の積 $(x^2+x-2)(x^2+3+x)$ を計算し、整理すること。

多項式展開同類項計算
2025/7/31

$P(x) = x^3 + x^2 - 2x - 8$ について、$P(\boxed{サ}) = 0$ となる$\boxed{サ}$を求め、組立除法を用いて$P(x)$を因数分解する問題です。 具体的...

多項式因数定理組立除法因数分解
2025/7/31

2つの直線、$y = 2x + 2$ と $y = -x + 6$ の交点の座標を求める問題です。

連立方程式直線の交点座標
2025/7/31

与えられた3次式 $3x^3 + 4x^2 - 13x + 6$ を因数定理を用いて因数分解し、$(x - ク)(x + ケ)(3x - コ)$ の形にする。そして、空欄の「ク」、「ケ」、「コ」に当て...

因数分解因数定理三次式多項式
2025/7/31

$x, y$ を整数とするとき、百の位が $x$、十の位が7、一の位が $y$ である3桁の整数を文字式で表しなさい。

文字式整数式の表現
2025/7/31

与えられた式 $a^2b - 4 + 3a^2b - 3ab + 2ab - 5a^2b - 4$ の同類項をまとめる問題です。

式の整理同類項多項式
2025/7/31

多項式 $P(x) = x^3 - 3x^2 + 4x + 5$ を1次式 $x-2$ で割ったときの余りを求める問題です。

多項式剰余の定理代入計算
2025/7/31

$y$ が $x$ の1次関数であり、変化の割合(傾き)が2である。$x = -3$ のとき $y = 7$ となる1次関数の式を求めよ。

1次関数傾き方程式
2025/7/31

2次方程式 $x^2 - 5x + 3 = 0$ の2つの解を$\alpha, \beta$とするとき、$\alpha^2 + \beta^2$ の値を求める問題です。

二次方程式解と係数の関係解の公式
2025/7/31