クラメルの公式は、連立一次方程式の解を係数行列の行列式を用いて表す公式です。
連立一次方程式を次のように表します。
ax1+bx2=p cx1+dx2=q このとき、x1 と x2 は次のように求められます。 x1=acbdpqbd x2=acbdacpq ただし、分母の行列式acbd は0でないものとします。 (1)
5x1+2x2=1 x1+5x2=7 係数行列の行列式を計算します。
D=5125=5×5−2×1=25−2=23 x1=231725=231×5−2×7=235−14=23−9 x2=235117=235×7−1×1=2335−1=2334 (2)
−6x1+5x2=2 4x1+2x2=8 係数行列の行列式を計算します。
D=−6452=−6×2−5×4=−12−20=−32 x1=−322852=−322×2−5×8=−324−40=−32−36=89 x2=−32−6428=−32−6×8−2×4=−32−48−8=−32−56=47