座標空間内に3点 $A(0, 0, 2)$、$B(2, 0, 0)$、$C(0, 2, 0)$ がある。点 $(0, 0, 1)$ を中心とする半径1の球面を $S$ とする。球面 $S$ と直線 $AB$ との交点のうち $A$ でないものを $D$ とし、球面 $S$ と直線 $AC$ との交点のうち $A$ でないものを $E$ とする。$\angle AED = \alpha$ とするとき、$\sin \alpha$ を求めよ。
2025/7/31
1. 問題の内容
座標空間内に3点 、、 がある。点 を中心とする半径1の球面を とする。球面 と直線 との交点のうち でないものを とし、球面 と直線 との交点のうち でないものを とする。 とするとき、 を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、直線 および直線 の方程式を求める。
直線 は、点 を通り、方向ベクトルが であるから、媒介変数表示すると、
\begin{cases}
x = 2t \\
y = 0 \\
z = 2 - 2t
\end{cases}
直線 は、点 を通り、方向ベクトルが であるから、媒介変数表示すると、
\begin{cases}
x = 0 \\
y = 2s \\
z = 2 - 2s
\end{cases}
次に、球面 の方程式を求める。中心が で半径が 1 であるから、
x^2 + y^2 + (z - 1)^2 = 1
点 は直線 上にあり、かつ球面 上にあるので、
(2t)^2 + 0^2 + (2 - 2t - 1)^2 = 1
4t^2 + (1 - 2t)^2 = 1
4t^2 + 1 - 4t + 4t^2 = 1
8t^2 - 4t = 0
4t(2t - 1) = 0
。 は点 に対応するので、 が点 に対応する。
したがって、点 の座標は である。
点 は直線 上にあり、かつ球面 上にあるので、
0^2 + (2s)^2 + (2 - 2s - 1)^2 = 1
4s^2 + (1 - 2s)^2 = 1
4s^2 + 1 - 4s + 4s^2 = 1
8s^2 - 4s = 0
4s(2s - 1) = 0
。 は点 に対応するので、 が点 に対応する。
したがって、点 の座標は である。
、 であるから、
\cos \alpha = \frac{\overrightarrow{EA} \cdot \overrightarrow{ED}}{|\overrightarrow{EA}| |\overrightarrow{ED}|} = \frac{0 + 1 + 0}{\sqrt{2} \sqrt{2}} = \frac{1}{2}
よって、 である。したがって、。