図において、$a$の値を求める問題です。図は四角形ABCDで、三角形ABDと三角形BCDが組み合わさっています。辺ADの長さは$6\sqrt{7}$、辺ABの長さは$3\sqrt{7}$、辺BCの長さは$7\sqrt{3}$、角ADBの大きさは$30^\circ$、角BCDの大きさは$60^\circ$、そして辺BDの長さが$a$で表されています。

幾何学正弦定理三平方の定理四角形三角形角度辺の長さ
2025/7/31

1. 問題の内容

図において、aaの値を求める問題です。図は四角形ABCDで、三角形ABDと三角形BCDが組み合わさっています。辺ADの長さは676\sqrt{7}、辺ABの長さは373\sqrt{7}、辺BCの長さは737\sqrt{3}、角ADBの大きさは3030^\circ、角BCDの大きさは6060^\circ、そして辺BDの長さがaaで表されています。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABDに着目します。この三角形において、ABD=180DABADB\angle ABD = 180^\circ - \angle DAB - \angle ADB ですが、DAB\angle DABが不明です。しかし、三角形ABDにおいて、正弦定理を用いることができます。
ADsinABD=ABsinADB=BDsinDAB\frac{AD}{\sin{\angle ABD}} = \frac{AB}{\sin{\angle ADB}} = \frac{BD}{\sin{\angle DAB}}
より、67sinABD=37sin30\frac{6\sqrt{7}}{\sin{\angle ABD}} = \frac{3\sqrt{7}}{\sin{30^\circ}}
これより、 sinABD=67sin3037=67×1237=3737=1\sin{\angle ABD} = \frac{6\sqrt{7}\sin{30^\circ}}{3\sqrt{7}} = \frac{6\sqrt{7}\times \frac{1}{2}}{3\sqrt{7}} = \frac{3\sqrt{7}}{3\sqrt{7}} = 1
したがって、ABD=90\angle ABD = 90^\circとなります。
次に、三角形ABDにおいて、三平方の定理を用いると、
AD2=AB2+BD2AD^2 = AB^2 + BD^2
(67)2=(37)2+a2(6\sqrt{7})^2 = (3\sqrt{7})^2 + a^2
36×7=9×7+a236 \times 7 = 9 \times 7 + a^2
252=63+a2252 = 63 + a^2
a2=25263=189a^2 = 252 - 63 = 189
a=189=9×21=321a = \sqrt{189} = \sqrt{9 \times 21} = 3\sqrt{21}
次に、三角形BCDに着目します。この三角形は角度6060^\circを持つ直角三角形であることが疑われます。
BD2+BC2=(321)2+(73)2=9×21+49×3=189+147=336BD^2 + BC^2 = (3\sqrt{21})^2 + (7\sqrt{3})^2 = 9 \times 21 + 49 \times 3 = 189 + 147 = 336
もし、三角形BCDが直角三角形であると仮定すると、CD2=BD2+BC2CD^2 = BD^2 + BC^2
角BCDが6060^\circで、BDが3213\sqrt{21}、BCが737\sqrt{3}であることから、角CBDは3030^\circとなる。
すると、BDsin60=BCsin90\frac{BD}{\sin{60^\circ}} = \frac{BC}{\sin{90^\circ}}より、
BD=32BC=3273=212BD = \frac{\sqrt{3}}{2}BC = \frac{\sqrt{3}}{2}7\sqrt{3} = \frac{21}{2}
CD=2BC×sinDBC=2BD=BCtan(60)=3BCCD = 2BC \times \sin{\angle DBC} = 2BD= \frac{BC}{tan(60)} = \sqrt{3}BC
しかし、三角形ABDの直角三角形から、a=321a = 3\sqrt{21}が出ています。
BDsinBCD=BCsinBDC\frac{BD}{\sin{\angle BCD}} = \frac{BC}{\sin{\angle BDC}}
321sin60=73sinBDC\frac{3\sqrt{21}}{\sin{60^\circ}} = \frac{7\sqrt{3}}{\sin{\angle BDC}}
sinBDC=73sin60321=73×32321=212321=21621=7221\sin{\angle BDC} = \frac{7\sqrt{3}\sin{60^\circ}}{3\sqrt{21}} = \frac{7\sqrt{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2}}{3\sqrt{21}} = \frac{\frac{21}{2}}{3\sqrt{21}} = \frac{21}{6\sqrt{21}} = \frac{7}{2\sqrt{21}}

3. 最終的な答え

a=321a = 3\sqrt{21}

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、$\angle B = 32^\circ$, $\angle C = 75^\circ$である。点Oは三角形の内部の点であり、線分AOがある。$\angle x$の大きさを求める...

三角形内角角度内心
2025/8/2

三角形ABCにおいて、∠BACの内角を$32^\circ$、∠BCAの内角を$38^\circ$とする。点Iは三角形ABCの内部にある。∠IBC = $x$の値を求める問題。

三角形内角角度内心
2025/8/2

図のような鈍角三角形ABCにおいて、以下の式が成り立つことを証明する問題です。 $BC^2 = CD^2 + BD^2$ $CD^2 = (b \sin A)^2$ $BD^2 = (c - b \c...

幾何三角比三平方の定理鈍角三角形
2025/8/2

三角形ABCにおいて、$AB = 4$, $BC = 5$, $CA = 6$である。三角形ABCの外接円をKとし、Kの中心をOとする。点Cから点BにおけるKの接線に垂線CDを下ろし、直線CDとKとの...

三角形外接円余弦定理正弦定理接弦定理方べきの定理
2025/8/2

座標平面上に2点 $P(\cos\theta, \sin\theta)$ と $Q(\cos5\theta, \sin5\theta)$ があり、原点を $O$ とする。ただし、$0 < \theta...

三角関数面積最大値座標平面
2025/8/2

2つの円 $O$ と $O'$ が点 $P$ で外接している。直線 $l, m, n$ は共通接線であり、円 $O$ と $O'$ の半径はそれぞれ10と5である。 (1) 線分 $AB$ の長さを求...

接線三平方の定理外接
2025/8/2

半径10と5の2つの円O, O'が点Pで外接しており、A, Bは共通接線l, mの接点である。 (1) 線分ABの長さを求めよ。 (2) 線分CDの長さを求めよ。(図にはCDは描かれていない)

接線三平方の定理相似図形
2025/8/2

関数 $y=x^2$ のグラフと直線 $y=-x+6$ の交点が A, B, 関数 $y=x^2$ のグラフと直線 $y=-x+12$ の交点が C, D であるとき、台形 ABCD の面積を求め、点...

台形面積交点二次関数直線の式
2025/8/2

半径3cmの球と、その球がちょうど入る円柱、円柱にちょうど入る円錐がある。 (1) 球、円柱、円錐の体積の比を求めよ。 (2) 球と円柱の表面積の比を求めよ。

体積表面積円柱円錐
2025/8/2

半径 $r$ m の円形の公園の周囲に、幅 $a$ m の道がある。道の面積を $S$ m$^2$, 道の真ん中を通る円の周の長さを $l$ m とするとき、$S = al$ となることを証明する。空...

面積円周証明
2025/8/2